WBA世界ライト級王者ジェルボンテ・デービス(米)=30戦全勝(28KO)=と、IBF世界同級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)=17勝(11KO)3敗=による王座統一戦は、年内開催で交渉が続けられているが、トップランクのボブ・アラムは、11月に米・ラスベガスのMGMグランドか、T-モバイル・アリーナでの開催が目標である事を明かした。
また、トップランクから離脱したWBC世界ライト級王者シャクール・スティーブンソン(米)=22戦全勝(10KO)=に付いては、「とんでもない契約をオファーしたのに、彼は受け入れなかった。 私としては、敵意はない。 彼はまだ子供だ」と大人の発言。
トップランクからの5試合、1500万ドル(約24億900万円・1試合最低保証300万ドル)の再契約を断り、フリーエージェントを選択したスティーブンソンには、批判的な意見が多く、エディ・ハーン、オスカー・デラホーヤも興味は示しているが、即契約に乗り出すまでには至っていない。
IBF世界スーパーライト級 リアム・パロvsジョージ・カンボソスJr 浮上!
6月15日(日本時間16日)にプエルトリコ・マナティのホアン・オービン・クルス・アブレウ・コリセオで行われた、IBF世界スーパーライト級タイトル戦で、スブリエル・マティアス(プエルトリコ)=20勝(20KO)2敗=を判定で破り、新王者となったリアム・パロ(オーストラリア)=25戦全勝(15KO)=のプロモート権を持つ、マッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンは、初防衛戦の相手にジョージ・カンボソスJr(オーストラリア)=21勝(10KO)3敗=が浮上した事を示唆。
元WBO、IBF世界ライト級&WBAスーパー王者のカンボソスJrは、5月12日にオーストラリア・パースのRACアリーナで行われた、IBF世界ライト級王座決定戦で、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)=18勝(12KO)3敗=に11回2分49秒TKO負けを喫したが、まだまだ意気盛ん。
ハーンは11月にオーストラリアでV1戦を計画するパロの相手として、8月24日(日本時間25日)に英・マンチェスターのコープ・ライブで開催される、前WBC世界スーパーライト級王者で、WBA、IBF4位、WBO7位、WBC11位にランクされるレジス・プログレイス(米)=29勝(24KO)1敗=と、WBO世界同級2位、IBF、WBA、WBC3位ジャック・カテロール(英)=29勝(13KO)1敗=戦の勝者に注目しているとしていた。
しかし、これは日程的に厳しく、パロの初防衛戦は2階級制覇をめざす元王者カンボソスJrを挑戦者に迎える可能性は高いと見られる。