12/7 エスピノサvsラミレス 2 / ナバレッテvsバルデス 2 ダブル世界戦・トップランク興行

WBO世界フェザー級王者ラファエル・エスピノサ(メキシコ)=25戦全勝(10KO)=と、前王者で同級4位にランクされるロベイシ・ラミレス(キューバ)=14勝(9KO)2敗=の再戦は、12月7日(日本時間8日)に米・アリゾナ州グレンデールのデザート・ダイアモンド・アリーナで開催される、WBO世界スーパーフェザー級王者エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)=38勝(31KO)2敗1分=と、同級暫定王者オスカル・バルデス(メキシコ)=32勝(24KO)2敗=による王座統一戦興行に組み込まれる。

エスピノサは6月21日(日本時間22日)に米・ラスベガスのフォンテインブルー・ラスベガスで、同級2位にランクされていたセルジオ・”チリノ”・サンチェス(メキシコ)=22勝(13KO)2敗=を4回2分45秒TKOに破り初防衛に成功。初回からダウンを奪い、3回にもダウンを追加。4回に3度目のダウンを奪いストップに持ち込む快勝だった。 

一方のラミレスは6月29日(日本時間30日)に米・フロリダ州マイアミのジェームス・L・ナイト・センターで行われた、NABOフェザー級王座決定戦(ベニテスは計量1ポンドオーバーで王座剥奪)で、WBO世界同級6位、IBF7位のブランドン・レオン・ベニテス(メキシコ)=21勝(9KO)3敗=に7回KO勝ちで再起に成功。試合後、エスピノサとの再戦を希望いていた。

両者は昨年12月9日(日本時間10日)に米・フロリダ州ペンブロークパインズのチャールズ・F・ドッジ・シティ・センターで対戦。ラミレスが5回にダウンを奪い、その後も攻勢に出てエスピノサをあと一歩の所まで追い込んだが、エスピノサは10回から猛反撃。最終ラウンド、残り30秒余り、エスピノサのしつこい連打を受けたラミレスは、自ら膝を折るようにダウン。心が折れたような表情を見せながらも立ち上がり、追撃にさらされながら試合終了ゴングを聞いた。

微妙な判定はスティーブ・ワイスフェルド(米)115-111、ブノワ・ルーセル(カナダ)114-112、エフレイン・レブロン(米)113-113で勝者はエスピノサ。10位の挑戦者が大番狂わせで世界王座獲得に成功。日本で井上尚弥(大橋)選手との戦いを夢見るエスピノサに対し、五輪2連覇のラミレスは意地とプライドを賭けたリベンジ戦となる。今度も激戦となりそう。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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