WBA世界スーパーフェザー級王者ラモント・ローチ(米)=25勝(10KO)1敗1分=の2度目の防衛戦は、12月に米・ワシントンDCで開催を予定。6月28日(日本時間29日)にフィアガル・マクロリー(アイルランド)=16勝(8KO)1敗=を8回TKOで破り初防衛に成功しているローチは、2戦続けての地元リング登場となる。

V1戦に続きローチの試合を配信するProBox TVのガリー・ジョナス氏は、元WBA世界フェザー級王者のシュ・”モンスター”・ツァン(中国)=19勝(4KO)4敗=が、挑戦者の有力候補であることを示唆。シュは昨年12月31日に中国・陝西省商洛市でアサド・アシフ・カーン(インド)=15勝(5KO)5敗1分=を5回TKOで破り、約1年2ヶ月ぶりの再起戦に勝利。

2021年7月31日(日本時間8月1日)に英・ブレントウッドのマッチルーム・ファイト・キャンプで、リー・ウッド(英)=28勝(17KO)3敗=に12回TKOで敗れ、世界王座を失ったシュは、2022年10月7日(日本時間8日)に米・フロリダ州ヒルズボロで行われた、ブランドン・ベニテス(メキシコ)=21勝(9KO)2敗=との試合もスプリットの判定で落とし2連敗。カーン戦での勝利は、実に約4年ぶりだった。

ローチはWBA世界同級に誕生した暫定王者アルベルト・バティルガジエフ(ロシア)=11戦全勝(8KO)=との対戦が義務付けられているが、7月12日(日本時間13日)にロシア・セルプホフで、バティルガジエフが、ジョノ・キャロル(アイルランド)=24勝(7KO)3敗1分=を9回TKOで破り王座を獲得した直後から、次にWBA王座統一戦は行われないだろうとの見方は強かった。

果たしてWBAはシュの挑戦資格を認めるのか。それとも他の挑戦者が選ばれるのか。今後に注目。

前フェザー級王者フォードvsWBA11位ゴンサレス

前WBA世界フェザー級王者で、現在6位にランクされるレイモンド・フォード(米)=15勝(8KO)1敗1分=の再起戦は、階級を上げスーパーフェザー級で、WBA世界同級11位オルランド・ゴンザレス(プエルトリコ)=23勝(13KO)2敗=を相手に行われる。

試合は11月9日(日本時間10日)に米・ペンシルべニア州フィラデルフィアで開催される、IBF世界ウェルター級王者ジャロン・”ブーツ”・エニス(米)=32勝(29KO)無敗1NC=に、同級1位カレン・チュハジアン(ウクライナ)=24勝(13KO)2敗=が挑むタイトル戦をメインとする、DAZN放映のマッチルーム・ボクシング興行に組み込まれる。