WBA世界ライト級王者ジェルボンテ・デービス(米)=30戦全勝(28KO)=に、WBA世界スーパーフェザー級王者ラモント・ローチ(米)=25勝(10KO)1敗1分=挑むタイトル戦が決定。ローチは同級暫定王者アルベルト・バチルガジエフ(ロシア)=10戦全勝(7KO)=との対戦を指令されていたが、WBAは特別に例外として、ローチのライト級王座挑戦を承認。
WBAの通達では試合は12月14日(日本時間15日)に米・テキサス州ヒューストンで開催されるとされているが、12月21日(日本時間22日)に米・ワシントンDCで行われる可能性も残されている。
WBAはローチ陣営からの例外承認をバチルガジエフ陣営とも協議し、一度限りとして特別承認する事を決定。ローチはデービスに勝った場合、5日以内にスーパーフェザー級、ライト級どちらの王座を保持して行くかを決める事になり、敗れた場合は120日以内にバチルガジエフとの対戦を義務付けられた。
技巧派のローチがデービスの壁を崩す事が出来るのか。階級を上げての挑戦だけに厳しい見方が多いが、一部のファン、関係者からはローチのテクニカルなボクシングに期待する声もある。しかし、デービスによほどの油断とアクシデントがなければ、1階級下の選手に敗れる事はないだろう。