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4月4日(日本時間5日)、英・ロンドンのO2アリーナで開催された、クイーンズベリー・プロモーション主導興行のメインイベント。元WBC世界ヘビー級王者で現在WBC世界同級12位にランクされるデオンテイ・ワイルダー(米)=44勝(43KO)4敗1分=と、IBF世界同級2位、WBO7位、WBC13位のデレク・チゾラ(英)=36勝(23KO)13敗のヘビー級12回戦は、ワイルダーが判定勝ち。

40歳のワイルダーと42歳のチゾラの対戦は、初回からチゾラがワイルダーに肉薄。左右フックを振り、ワイルダーは右ストレートを叩き付ける形でスタート。相反するスタイルの二人は揉み合う時間も多いが、互いに渾身の一発を狙うヘビー級らしい試合となる。

低い姿勢で出るチゾラにワイルダーは右ストレート、アッパーを強振。チゾラはそれを潜り抜け接近すると、ボディを叩き左右フック。揉み合いが多い肉弾戦となり、両選手共に消耗が激しい展開となった。4回、ラスト30秒チゾラの右スイングが初めてワイルダーを捉えると会場は大きく沸く。

Deontay Wild vs. Derek Chisora
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8回、ワイルダーの右打ち下ろしが決まるとチゾラはグラりと巨体を揺らす。後退するチゾラを追ったワイルダーは右フックを叩き付けダウンを奪う。再開後、もつれ合い押し倒される形でチゾラが倒れ込むと、マーク・ベイツ(英)主審はワイルダーに減点を科す。この回終了間際、チゾラは左右フックで逆襲に転じたが、左目上をカット。

9回は開始からチゾラが出て左右フックをヒット。10回、チゾラはコーナーに入りワイルダーを誘う。ワイルダーの右は空振り。チゾラの大きな左右フックが後退するワイルダーの顔面を捉える。11回、ワイルダーの攻勢の前に上体がロープ外へ押し出されたチゾラに8カウントが入った。

最終ラウンド、ワイルダーは前進するチゾラに右を強振。頭部を掠めるがチゾラは接近し左右フックをヒット。両者力を出し合い試合終了ゴング。公式スコアはショーン・マカヴォイ(英)115-111、マーカス・マクドネル(英)115-113ワイルダーと、フィル・エドワーズ(英)115-112チゾラのスプリット。

Deontay Wilder
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セミファイナル。EBU欧州クルーザー級タイトル&IBF世界同級2位決定12回戦。王者でIBF世界同級4位、WBC5位、WBO7位にランクされるマテウシュ・マステルナク(ポーランド)=50勝(33KO)6敗=に、IBF世界同級7位、WBA&WBC12位ヴィダル・ライリー(英)=13戦全勝(7KO)=が挑んだ一戦は、ライリーが判定勝ち。

試合はジャブの差し合いからスタート。アップライトに構えるマステルナクは、ジャブから右クロスを狙うが、ライリーは良く伸びるジャブから右ストレートを上下に散らし、手数をまとめ序盤戦をリード。先手で攻めるライリーが徐々にペースを握って行った。

中盤に入るとライリーは小刻みなステップからジャブを突き、右ストレートから左ボディをヒット。上体を立たせているマステルナクは左フック、アウトサイドからの右を振るが空を切る。ライリーは自在に攻め、マステルナクはブロックに費やす時間が長くなる。

Viddal Riley vs. Mateusz Masternak
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終盤になっても試合の流れは変わらず、マステルナクはライリーの動きに惑わされ攻め手を見出せず、ズルズルとポイントを失って行った。公式スコアはヴァンサン・デュパス(フランス)119-109、ムファデル・エルガザウイ(オランダ)118-110、ローランド・ノルクス(ラトビア)118-110。

WBO世界ミドル級暫定王座決定12回戦。同級1位デンゼル・ベントレー(英)=23勝(17KO)1敗3分=と、同級2位エンドリー・サアベドラ(ベネズエラ)=17勝(14KO)1敗1分=の一戦は、ベントレーが7回1分38秒TKO勝ちで新王者。

WBO世界同級王者ジャニベック・アリムカヌウェ(カザフスタン)=17戦全勝(12KO)=は、昨年11月15日(日本時間16日)に実施されたVADA(ボランティアアンチドーピング協会)によるドーピング検査で、禁止薬物メルドニウムの陽性反応が検出され、今年になって開示されたBサンプルの検査結果も陽性だった。

これを受けWBOはアリムカヌウェに対し、2025年12月2日(日本時間3日)から1年間の試合およびエキシビションマッチへの出場停止処分を決定。暫定王座の設置を決めていた。

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