テレンス・クロフォード(米)の引退表明、王座返上を受け空位となったWBO世界スーパーミドル級王座決定戦への出場が決っていた世界同級2位ディエゴ・パチェコ(米)=25戦全勝(18KO)=が、1月30日(日本時間31日)の入札開始を目前に控え、急遽、出場辞退を発表。同級3位ハムザ・シーラーズ(英)=22勝(18KO)無敗1分=は新たな相手と王座を争う事になる。
当初、シーラーズはWBCから暫定王者クリスチャン・ムビリ(フランス)=29勝(24KO)無敗1分=との王座決定戦対戦指令を受け、「ムビリと対戦するのが当然の選択肢だ」(マネジャー、スペンサー・ブラウン)として、パチェコとの対戦を断る方針を打ち出していたが、後、これを撤回。
パチェコvsシーラーズは、1月19日(日本時間20日)に入札の開催が決定したが、シーラーズをサポートするクイーンベリー・プロモーションは延期を要請。パチェコをプロモートするマッチルーム・ボクシングもこれを受け入れ、本日、入札が行われる予定だった。

わざわざ入札を引き延ばした後、ギリギリとなって出場辞退を表明したパチェコは、「新たなマネジメントチームとトレーナーに慣れるため」とその理由を説明。しかし、これには全く説得力がなく懐疑的な見方が多く、「パチェコは相手を選んで戦って来た。勝てる可能性が85%以上ないと戦わない」と酷評されている。
シーラーズは新しい対戦相手と王座を争う事になったが、WBOからはまだ対戦相手の発表はない。同級4位ジェイコブ・バンク(デンマーク)=17戦全勝(9KO)=は、1月31日(日本時間2月1日)にデンマーク・コリングで、元IBF世界同級王者でIBF世界同級9位のウィリアム・スカル(キューバ / ドイツ・ベルリン在住)=23勝(9KO)1敗=と対戦が決まっており、この試合の勝敗が大きく影響する事になった。
バンクがサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=63勝(39KO)3敗2分=に12回判定で敗れた後の再起戦となるスカルに敗れると、もう1ヶ月以上発表されていないWBOのランキング情勢は混沌。どんな上下変動があるかは読めず、明日のバンクvsスカルの結果が注目される。
