エバニー・ブリッジスvs吉田実代 「結果」 IBF女子世界バンタム級戦

12月9日(日本時間10日)、米・カリフォルニア州サンフランシスコのチェイス・センターで開催された、DAZN・PPV放映のマッチルーム・ボクシング興行。IBF女子世界バンタム級タイトルマッチ。。王者エバニー・ブリッジス(オーストラリア)=9勝(4KO)1敗=に、挑戦者・元WBO女子世界スーパーフライ級王者吉田実代(米・ニューヨーク在住)=16勝4敗=選手が挑んだ一戦は、吉田選手が判定勝ちで王座奪取。スコアは99-91、99-91、97-93。

初回、吉田選手は左ジャブの差し合いから右ストレートを決める好スタート。2回は揉み合いの多い展開となったが左フックをヒット。前に出るブリッジスだが、目立ったクリーンヒットは少ない。4回終盤の打ち合いも吉田選手が打ちかった。

中盤も接近して揉み合いながらの打ち合いが続いたが、吉田選手は右ストレート、アッパーをヒット。7回はロングレンジからの右を決め、ブリッジスをたじろがせた。8回、正面からの打ち合いを挑むブリッジスに対し、吉田選手は右アッパーを好打。

9回、10回と振り回すだけのブリッジスは明確なヒットを奪えず、吉田選手はインサイドからの右ストレート、アッパーに続き左フックを決め、勝利を決定付けた。吉田選手は米国3戦目となる代打出場で人気王者を破り、2階級制覇に成功。ビッグな舞台で”戦うシングルマザー”は、世界に名を売った。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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