エドガー・ベルランガ 再起戦 「結果」 / ウィリアムズvsヴォルニー WBA米大陸ミドル級戦 マッチルーム&ボックスラボ興行

3月15日(日本時間16日)、米・フロリダ州オーランドのカリビ・ロイヤル・オーランドで開催された、マッチルーム・ボクシング&ボックスラボ・プロモーション興行のメインイベント。WBA米大陸ミドル級タイトルマッチ12回戦。WBA世界同級7位、WBC、IBF9位オースティン・ウィリアムズ(米)=17勝(12KO)1敗=と、元NABA、NABO同級王者パトリス・ヴォルニー(カナダ)=19勝(13KO)1敗=の一戦は、ウィリアムズが判定勝ち。スコアは118-110、116-112、115-113。

セミファイナル。NABOスーパーミドル級王座決定10回戦。16連続初回KOの記録を持つWBO世界同級3位、WBA5位、WBC6位エドガー・ベルランガ(プエルトリコ)=22勝(17KO)1敗=と、ジョナサン・ゴンサレス-オルティス(プエルトリコ)=20勝(16KO)無敗1分=の一戦は、ベルランガが初回2分31秒TKO勝ち。

初回、左アッパーのボディ打ちから左フックを上へ返しダウンを奪ったベルランガは、再開後、すぐに左フックから右ストレートを叩き込み2度目のダウンを奪う。かろうじて再開に応じたゴンサレス-オルティスだが、ベルランガの左フックで、またもやキャンバスへ崩れ落ちると、クリス・ヤング(米)主審は即座に試合をストップ。

ベルランガは昨年9月14日(日本時間15日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、WBC、WBO&WBAスーパー世界スーパーミドル級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=62勝(39KO)2敗2分=の持つ王座に挑戦し、12回判定負けで初黒星を喫して以来の再起戦に勝利。

しかし、ベルランガは前日計量で1.6ポンド超過し、王座獲得の資格なし。敗れたゴンサレス-オルティスは、昨年3月に約10年ぶりにカムバックして以来3戦目。またスーパーミドル級で戦うのは初めてで、腹回りには余裕があった。決定した時点で批判が続出していたカードだが、ベルランガのオーバーウェイトにより、試合前からミスマッチの声は膨れ上がっていた。

パリ五輪ウェルター級銅メダリストのオマリ・ジョーンズ(米)のデビュー戦。アレッシオ・マストロヌンツィオ(イタリア)=14勝(4KO)5敗=とのスーパーウェルター級6回戦は、ジョーンズが初回から速いジャブから右ストレートに繋げ、連打でマストロヌンツィオを圧倒。第2ラウンド開始からジョーンズがストレート連打でマストロヌンツィオに迫ると、2回22秒ルイス・パボン(プエルトリコ)主審は試合をストップ。22歳のジョーンズが快勝でプロデビューを飾った。

WBA米大陸スーパーライト級王座戦。王者でIBF世界同級14位、WBA15位のジャメイン・オルティス(米)=18勝(9KO)2敗1分=に、元NABO同級王者ヨマール・アラモ(プエルトリコ)=22勝(13KO)3敗1分=が挑んだ一戦は、オルティスが判定勝ち。スコアは99-91、99-91、98-92の3-0。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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