9月30日(日本時間10月1日)、米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催された、WBA世界ミドル級挑戦者決定10回戦。WBC世界ミドル級6位、IBF7位、WBA8位、WBO13位にランクされる、20歳の新鋭サウスポー、イライジャ・ガルシア(米)=15戦全勝(12KO)=と、WBA9位アルマンド・レセンディス(メキシコ)=14勝(10KO)1敗=の一戦は、ガルシアが8回1分23秒TKO勝ち。

試合はガルシアの先制攻撃で始まったが、レセンディスも下がらずに打ち合い、激しい打撃戦を展開。序盤から消耗戦の様相を呈した。中盤、しつこく前進するレセンディスに対し、ガルシアは左ストレートを中心に、上下にコンパクトなコンビネーションを打ち込み、ポイントをピックアップ。

被弾しながらも打ち返していたレセンディスだが、迎えた第8ラウンド、ガルシアの右フックがカウンターでヒット。たまらずダウンしたレセンディスは立ち上がり再開に応じたが、ガルシアがすかさず追撃の連打で襲い掛かると、トニー・ウィークス(米)主審は試合をストップ。ガルシアがWBA王座への挑戦権を獲得した。