エリスランディ・ララvsダニー・ガルシア 「結果」 WBA世界ミドル級タイトルマッチ

9月14日(日本時間15日)、米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催された、PBC興行のセミファイナル。WBA世界ミドル級タイトルマッチ。王者エリスランディ・ララ(キューバ)=29勝(17KO)3敗3分=に、元WBC世界スーパーライト級、WBAスーパー&WBC世界ウェルター級王者で同級10位にランクされるダニー・ガルシア(米)=37勝(21KO)3敗=が挑んだ戦は、ララが9回終了ガルシアを棄権に追い込みTKO勝ち。

3連続KO中と好調の41歳ララに、約2年2ヶ月ぶりのリングで、ミドル級初戦となる36歳ガルシアが挑戦。初回、サウスポーのララはロングレンジからフリッカージャブ。ガルシアの右は届かない。2回、ガルシアは仕掛けない。ララはジャブから左ストレートを上下に伸ばす。

3回、距離を詰めようとするガルシアだが手が出ず、ララはジャブ、左ストレートが浅いながらもヒット。4回、ガルシアは出られず、ララのジャブが距離を支配。5回、プレスを掛けるララは、ガルシアの打ち気を察すると位置を変えジャブ。ガルシアは手が出ない。

6回、右から突破口を開こうとするガルシアだが、相変わらず手数は少ない。ララはジャブ、左ストレート。7回、出てこないガルシアに対し、ララも強引には行かずハードパンチは打たない。試合は膠着状態が続く。8回、右を振って出たガルシアだがヒットはない。対するララも手数が少ないが、終了間際、左ストレートをヒット。

9回、ララはジャブから左ストレート。ララのプレスの前にガルシアはずるずると後退するばかり。終了間際、ララの軽く放った左ストレートが当たると、ガルシアはキャンバスへ右ひざを落とし8カウントを聞く。そして、この回が終了するとあっさりと棄権。ガルシアは最後まで全く何も出来ないまま敗れた。

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金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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