前WBC世界スーパーフライー級王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)=44勝(28KO)4敗=は、長年コンビを組んできたトレーナーのアルフレッド・カバジェロとのコンビ解消を発表。エストラーダは、6月29日(日本時間30日)に米・アリゾナ州フェニックスのフットプリント・センターで行われた、ジェシー・ロドリゲス(米・帝拳)=20戦全勝(13KO)=との防衛戦で7回KOで敗れ王座陥落。

しかし、エストラーダは初戦契約に含まれていた再戦条項を行使する事を決定。ロドリゲスとの再戦は年内11月から12月にかけて行われる事が確実となったが、新しいトレーナーはまだ発表されていない。選手生命を賭けた戦いになる再戦に向け、誰をトレーナーに向かい入れるのか注目される。

初戦はダウンの応酬とはなったが、若さに勝るロドリゲスのスピードとテクニックが、老獪なエストラーダのキャリを打ち破り、はっきりとした形で世代交代を実現させた。再戦の予想もロドリゲス優位で動くまい。

IBF世界スーパーミドル級王座決定戦 対戦同意 スカルvsシシュキン

サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=61勝(39KO)2敗2分=が、指名防衛戦不履行により剥奪されたIBF世界スーパーミドル級の王座決定戦は、同級1位ウィリアム・スカル(キューバ)=22戦全勝(9KO)=と、同級2位ウラジール・シシュキン(ロシア・米/フロリダ州在住)=16戦全勝(10KO)=の対戦が指令されていたが、両陣営が対戦同意に達した事が明らかになった。

試合は日時、会場未定ながら、スカルをサポートするドイツのアゴン・スポーツの主催で行われる。ドイツを拠点に戦うスカルは、まだ著名選手との対戦はないが、シシュキンは2022年12月に元IBF世界同級王者のホセ・ウスカテギ(ベネズエラ)=33勝(28KO)5敗=に12回判定勝ちを収めている。