デビューから14連続KOを記録したトップランク期待のヘビー級ジャレッド・アンダーソン(米)=17勝(15KO)1敗=の再起戦が決定。2月14日(日本時間15日)に、米・ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン・シアターで開催される、WBO世界ライト級王者デニス・ベリンチク(ウクライナ)=19戦全勝(9KO)=に、同級1位キーショーン・デービス(米)=12勝(8KO)無敗1NC=が挑むタイトル戦をメインとする、トップランク興行に出場(対戦相手未定)する。
25歳のアンダーソンは、2019年10月のプロデビューから14連続KOを含む17連勝で、世界ランク上位に進出していたが、昨年8月3日(日本時間4日)に米・ロサンゼルスのBMO・スタジアムで開催された”リヤド・シーズン”で、WBA&WBO世界ヘビー級1位、WBA2位、IBF3位マーティン・バコレ(コンゴ)=21勝(16KO)1敗=に、3度のダウンを奪われた挙句に5回ストップ負け。初黒星を喫した。
往年のジョージ・フォアマン(米)を彷彿させるバコレの剛腕の前に、成す術もなく敗れたアンダーソンの現在のランクは、WBO9位、IBF11位。バコレ戦では66万ドル(約1億400万円)の報酬を得たが、、ダメージからの回復が心配される。
ヘビー級では19歳のモーゼス・イタウマ(英)=11戦全勝(9KO)=が、WBO6位、WBA9位、IBF14位にランクイン。次世代の王者候補の筆頭に挙げられている。トップランクのマッチメイクは慎重になると思われるが、アンダーソンが再び信用を取り戻す為には、ファンを納得させるファイトが望まれる。
同日のプログラムには、WBO世界スーパーウェルター級1位、WBC4位、IBF5位にランクされるザンダー・ザヤス(プエルトリコ)=20戦全勝(12KO)=と、WBO世界同級11位スラワ・スポマー(ドイツ)=20戦全勝(11KO)=の10回戦も組み込まれる。
また、昨年6月にプレミア・ボクシング・チャンピオンズを離脱し、トップランクと契約したWBA世界スーパーウェルター級5位ヴィト・ミエルニッキJr(米)=20勝(12KO)1敗=が、ミドル級転向第一戦でWBA世界ミドル級3位コナー・コイル(アイルランド/米在住)=21戦全勝(9KO)=と、グローブを交える一戦もセットされている。