WBA世界スーパーライト級1位平岡アンディ(大橋)=24戦全勝(19KO)=選手が、WBA世界同級王者ゲイリー・アントゥアン・ラッセル(米)=18勝(17KO)1敗=の持つ王座へ挑む指名戦は、来年2月21日(日本時間22日)に米・ラスベガスで開催される、プレミア・ボクシング・チャンピオンズ興行に組みこまれた。

同日のメインカードは、WBC世界ウェルター級タイトルマッチで、王者マリオ・バリオス(米)=29勝(18KO)2敗2分=に、元WBC世界ライト級暫定王者で同級4位にランクされるライアン・ガルシア(米)=24勝(20KO)2敗1NC=が挑戦。

他に、WBA世界スーパーミドル級暫定王者ホセ・アルマンド・レセンディス(メキシコ)=16勝(11KO)2敗=に、同級12位エドガー・ベルランガ(プエルトリコ)=23勝(18KO)2敗=が挑むタイトル戦。

WBC世界スーパーミドル級3位、WBO10位にランクされるレスター・マルティネス(グアテマラ)=19勝(16KO)無敗1分=も出場する(対戦相手未定)。

Edgar Berlanga

ベルランガは昨年9月にサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=63勝(39KO)3敗2分=が保持していた、WBC、WBO&WBAスーパー世界同級王座に挑戦し12回判定負けで初黒星。頑張りはしたが、挑戦者らしい積極的な攻撃は見られず、敗戦にも満足しているような表情を見せ、悔しさは感じられなかった。

3月15日(日本時間16日)に米・フロリダ州オーランドで行われた再起戦では、ジョナサン・ゴンサレス-オルティス(プエルトリコ)=21勝(17KO)1敗1分=に初回2分31秒TKO勝ち。しかし、ゴンサレス-オルティスは昨年3月に約10年ぶりにカムバックして以来3戦目で、スーパーミドル級で戦うのは初めてで、ミスマッチの声しきりだった。

再起戦に勝利した後、7月12日(日本時間13日)に米・ニューヨークで行われたWBC世界同級挑戦者決定戦では、ハムザ・シーラーズ(英)=22勝(18KO)無敗1分=に5回TKO負け。カネロ戦でたっぷり稼いだせいか、その後は精彩を欠きすっかり株を落とした感があるベルランガは、トップ戦線に残る為にも絶対に負けられない一戦となる。