2月22日(日本時間23日)にサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで開催される”リヤド・シーズン”に出場する、WBC世界ライト級王者シャクール・スティーブンソン(米)=22戦全勝(10KO)=の新しい対戦相手は、WBO世界同級7位、IBF10位、WBC12位にランクされるジョシュ・パドリー(英)=15戦全勝(4KO)=に決定。
当初、スティーブンソンの王座に挑戦が決まっていた、同級13位フロイド・スコフィールド(米)=18戦全勝(12KO)=は、昨日、体調不良により、この興行を管理するBBBofC(英国ボクシング管理委員会)の医師から予防措置として病院に搬送され(その後退院)、試合への出場が許可されず、試合3日前に急遽スティーブンソンの代理挑戦者探しが始まっていた。
パドリーのマネージャー兼トレーナーのステフィ・ブルは、パドリーが4月に英・シェフィールドで、WBC世界スーパーライト級2位、IBF10位、WBO12位のダルトン・スミスと戦う交渉をしていたこと明かしたが、スティーブンソン戦を受け入れた事で、「彼の人生は変わった」とコメント。しかし、昨年の2試合はライト級オーバー―のウェイトで戦っており、パドリーの最後のハードルはウェイトという事になる。
クリスチャン・ムビリ IBFスーパーミドル級挑戦者決定戦出場 辞退
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IBF世界スーパーミドル級挑戦者決定戦。同級3位クリスチャン・ムビリ(フランス)=28戦全勝(23KO)=と、同級4位ケビン・レレ・サドジョ(フランス)=24戦全勝(21KO)=の興行権は、1月30日(日本時間31日)に行われた入札で、サドジョとプロモート契約を結ぶ、Y12ボクシングが87万8千ドル(約1億3530万円)で落札。ムビリをプロモートアする、アイ・オブ・ザ・タイガー・マネージメントは、76万7千ドル(1億1820万円)だった。
Y12ボクシングは、5月8日(日本時間9日)にフランスでの開催を打ち出していたが、ムビリ陣営が出場を辞退。ムビリのプロモーターであるカミーユ・エステファンは、「WBCとWBAのナンバーワン・コンテンダーであるムビリには、同じような興味深い道が他にある」とコメント。ムビリの辞退により、サドジョは5位以下のランカーと改めて、指名挑戦権を賭けて戦う事になった。
指名防衛戦を消化しない、WBC、WBO&WBAスーパー世界スーパーミドル級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=62勝(39KO)2敗2分=は、、5月3日にサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで、IBF世界同級王者ウィリアム・スカル(キューバ / ドイツ・ベルリン在住)=23戦全勝(9KO)=と、4団体王座統一戦を行う事が決定。
WBAには暫定王者カレブ・プラント(米)=23勝(14KO)2敗=が存在しており、ムビリはWBCに暫定王座設置の承認を求め、暫定王座決定戦に出場する可能性が高いと見られている。今後の動向に注目。