48歳の元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米)と、59歳の元WBA、WBC、IBF世界ヘビー級統一王者マイク・タイソン(米)が、エキシビションマッチで対戦する事が、CSIスポーツから発表された。既に両者は契約書にサイン済で、対戦は来春に行われる。期日、場所は今後、決定される。
50戦全勝(27KO)の記録を残し現役を引退したメイウェザーは、その後もエキシビションマッチのリングに度々登場。話題性のある相手とグローブを交え、ビッグマネーを稼ぎ出している。最近でも人気は衰えておらず、その動向は常に注目されていた。
7月19日(日本時間20日)に米・ラスベガスのMGMグランドで、WBC世界ウェルター級王者マリオ・バリオス(米)=29勝(18KO)2敗2分=と12回引き分け、約3年11ケ月ぶりとなる驚異のリング復帰を果たした、46歳の元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)=62勝(39KO)8敗3分=も、「もし彼が復帰を表明し、契約書にサインをすれば、私たちは戦うことになる。彼が望むなら、私は何の問題もない」と、メイウェザーとの対戦に含みを持たせていた。
一方のタイソンは、昨年11月15日(日本時間16日)に米・テキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムで、約19年5ヶ月ぶりに公式戦のリングに登場。米・テキサス州コミッションが公式戦として承認した、2分8ラウンド、14オンス・グローブによるヘビー級8回戦で、当時27歳の人気YouTuberボクサー、ジェイク・ポール(米)=12勝(7KO)1敗=と対戦。
3回まではアグレッシブに攻勢を掛ける場面もあったが、4回以降はほとんど手が出なくなり、凡戦の末に大差の判定負け。しかし、タイソンは過去最高の31億円+出来高という破格のファイトマネーを手にしている。今度も両者共に相当な報酬を得るのは間違いない。

「CSIがフロイド・メイウェザーとリングに上がるという話を持ちかけてきたとき、”まさか実現するわけがない “と思ったが、フロイドはイエスと言ってくれた。この試合は、世界も私も想像もしていなかったことだ。しかし、ボクシングは予測不可能な新時代に突入した。フロイドが本当にやりたがっているなんて、いまだに信じられないよ」(タイソン)
「僕は30年間この仕事を続けて来た。もし僕が何かをやるなら、それはビッグなものになり、伝説になる。僕はボクシングというビジネスにおいて最高だ。このエキシビションはファンが望むものを与えるだろう」(メイウェザー)
試合をプロモートするCSIスポーツは1997年に設立。された、24時間365日ライブのスポーツネットワークFIGHT SPORTSを通じ、米国および国際市場で毎週、試合関連のコンテンツを取得、制作、配信、放送するマルチメディア企業。