プレミア・ボクシング・チャンピオンズの主導プロモーター、TGBプロモーションのトム・ブラウンは、WBC世界フェザー級王者スティーブン・フルトン(米)=23勝(8KO)1敗=が、WBC世界スーパーフェザー級オシャキー・フォスター(米)=23勝(12KO)3敗=に挑むタイトル戦が、実現に近づいている事を言及。
ブラウンはPBCがトップランクとの協力関係を構築し、今後、両陣営がプロモートする選手同士のビッグマッチを開催して行くことを示唆。ボブ・アラムもPBCとの関係を深め、協力し合い共同プロモートして行くことを明言しており、フルトンvsフォスターは、この新たな関係により「次に実現する」(ブラウン)可能性が高くなった。
フルトンは2月1日(日本時間2日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、ブランドン・フィゲロア(米)=25勝(19KO)2敗1分=の持っていた」王座を攻略し、2階級制覇に成功。WBCはフルトンに対し、同級1位ブルース・キャリントン(米)=14戦全勝(9KO)=ではなく、昨年3月8日(日本時間9日)以降、リングから遠ざかっている休養王者レイ・バルガス(メキシコ)=36勝(22KO)1敗1分=との対戦を指令している。
トップランクと契約するフォスターは、昨年11月2日(日本時間3日)に米・ニューヨーク州ヴェローナのターニング・ストーン・リゾート&カジノで行われた、ロブソン・コンセイサン(ブラジル)=19勝(9KO)3敗1分1NC=とのダイレクトリマッチを12回判定で制し、王座返り咲きに成功した後、同じトップランク・ファイターのWBO世界同級王者エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)=39勝(32KO)2敗1分=との王座統一戦を希望。しかし、ナバレッテは5月10日(日本時間11日)に米・カリフォルニア州サンディエゴのペチャンガ・ アリーナで、同級1位チャーリー・スアレス(フィリピン)=18戦全勝(10KO)=の挑戦を受ける事が決定。
フルトンvsフォスターは、6月21日(日本時間22日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナでの開催が「仮決定している、WBA世界ライト級王者ジェルボンテ・デービス(米)=30勝(28KO)無敗1分=と、WBA世界スーパーフェザー級王者ラモント・ローチ(米)=25勝(10KO)1敗2分=の再戦興行に組みこまれる予定。今後の動向に注目。
また、ブラウンはWBC世界ライト級王者シャクール・スティーブンソン(米)=23戦全勝(11KO)=にその気があるのなら、デービスは年末に戦う用意がある事を言明。リング外では忙しくやり合う両者の対戦が、実現する可能性も出て来た。
WBOが指令している世界スーパーウェルター級王者セバスチャン・フンドラ(米)=22勝(14KO)1敗1分=と、同級1位ザンダー・ザヤス(プエルトリコ)=21戦全勝(13KO)=による指名戦は、フンドラをサポートするPBCと、ザヤスをプロモートするトップランクが、共同で交渉期間の延長を要求。WBOは交渉期限を4月25日(日本時間26日)まで延期している。
5/31 WBA1位エルナンデスvsIBF9位デイビス ミドル級世界ランカー対決
5月31日(日本時間6月1日)に米・ラスベガスのマンダレイ・ベイで開催されるPBC興行に、WBA世界ミドル級1位、WBC5位、WBO7位にランクされるヨエンリ・エルナンデス(キューバ)=7戦全勝(7KO)=が出場。IBF世界同級9位、WBC12位、WBA13位のキローン・デイビス(英)=19勝(6KO)3敗1分=と対戦する事が決定。
同日のメインは、WBA世界スーパーミドル級暫定王者カレブ・プラント(米)=23勝(14KO)2敗=が、同級15位ホセ・アルマンド・レセンディス(メキシコ)=15勝(11KO)2敗=の挑戦を受けるタイトル戦で、共同メインで元世界2階級制覇王者のジャーモール・チャーロ(米)=33戦全勝(22KO)=が、約1年6ヶ月ぶりとなるリングで、元世界挑戦者のトーマス・ラマンナ(米)=39勝(18KO)5敗1分=と対戦する。
プラントとチャーロが共にけがなく勝利すれば、今年後半にプラントvsチャーロが実現される。
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