IBFは11月7日(日本時間8日)から14日(日本時間15日)に延期されていた、世界スーパーフェザー級王者アンソニー・カカス(英)=23勝(8KO)1敗=と、同級1位エドゥアルド・ヌニェス(メキシコ)=27勝(27KO)1敗=の指名戦と、世界ヘビー級挑戦者決定戦。同級3位(1、2位は空位)アジット・カバイエル(ドイツ)=25戦全勝(17KO)=と、同級4位マーティン・バコレ(コンゴ)=21勝(16KO)1敗=戦の入札開催をキャンセル。
ヌニェスと契約するマッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンは、カカスがIBF王座を返上するのは間違いなく、ヌニェスと同級3位(2位は空位)力石政法(大橋)=16勝(11KO)1敗=選手による王座決定戦が行われる事を示唆していたが、カカス擁するクイーンズベリー・プロモーションのフランク・ウォーレンと、両者によるタイトル戦を行う事で合意。試合日と会場は未定となっている。
世界ヘビー級挑戦者決定戦は、カバイエルが出場を辞退。カバイエルはWBC2位にランクされており、12月21日(日本時間22日)にサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで開催される、WBC、WBO&WBAスーパー王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)=22戦全勝(14KO)=と、前WBC王者タイソン・フューリー(英)=34勝(24KO)1敗1分=の再戦結果を見守り、WBCでの王座挑戦権獲得に照準を合わせる意向。
IBFはバコレの対戦相手を5位のチャン・ツィーレイ(中国)=27勝(22KO)2敗1分=へとスライドするが、チャンはWBO2位にランクされており、こちらもウシクvsフューリー2の動向を見守ることになる可能性が高い。
6位フランク・サンチェス(キューバ)=24勝(17KO)1敗=は、5月18日(日本時間19日)にサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで行われた、WBC世界ヘビー級挑戦者決定戦で、カバイエルに7回KO負け。7位はサンチェスに2021年10月に10回判定負けを喫している、エフェ・アジャグバ(ナイジェリア)=20勝(14KO)1敗=となっている。