IBFは世界ウェルター級王者ジャロン・エニス(米)=31勝(28KO)無敗1NC=と、同級3位(1,2位は空位)コディ・クロウリー(カナダ)=22戦全勝(9KO)=の対戦を指令。交渉期間は3月1日(日本時間2日)までで、対戦同意に達しない場合は入札が行われる。
昨年11月、IBFはエニスとの対戦交渉に応じない世界ウェルター級4団体統一王者テレンス・クロフォード(米)=40戦全勝(31KO)=の王座を剥奪。暫定王者だったエニスが王者に認定されたが、3月28日(日本時間29日)までに防衛戦を行う事を義務付けられ、クロウリーが対戦相手に指名された。
エニスvsクロウリーは5月4日(日本時間5日)に米・ラスベガスで開催される、4団体統一世界スーパーミドル級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=60勝(39KO)2敗2分=出場(vs.WBC世界ミドル級王者ジャーモール・チャーロ(米)=33戦全勝(22KO)=が有力)する、PBC主導興行のアンダーカードに組み込まれる事が検討されている。
しかし、クロウリーはWBC1位、WBOでも2位にランクされており、クロフォードの動向次第によっては、こちらのタイトル戦への出場機会もある。
IBF世界同級は2月15日(日本時間16日)に、指名挑戦者決定戦。同級7位カレン・チュハジアン(ウクライナ)=23勝(13KO)2敗=と、同級9位ハリー・スカーフ(英)=13勝(3KO)2敗=戦の入札が行われ、スカーフをサポートするワッサーマン・ボクシングが、14万1,305ドル(約2100万円)で落札に成功している。