IBFは世界ライトフライ級王者シベナティ・ノンティンガ(南ア)=13勝(10KO)1敗=と、元WBC世界同級王者で同級2位の矢吹正道(LUSH緑)=16勝(15KO)4敗=選手との対戦を指令。これは同級1位クリスチャン・アラネタ(フィリピン)=24勝(19KO)2敗=が、負傷により長期離脱(拳の負傷で手術)を余儀なくされたことによるもので、交渉期限は7月19日(日本時間20日)となっている。

ノンティンガは6月15日(日本時間16日)にプエルトリコで、WBO王者ジョナサン・”ボンバ”・ゴンサレス(プエルトリコ)=28勝(14KO)3敗1分1NC=との王座統一戦が決定寸前まで進んだが、最終的にゴンサレスが報酬への不満を口にして破談。

これに対し、ノンティンガのマネジャー&トレーナーのコリン・ネイサンは「時間の無駄だった」とゴンサレスを激しく非難し、怒りを顕わにしていた。

ゴンサレス戦が消滅した後ネイサンは、ノンティンガの次戦は日本で、WBC&WBAスーパー(統一)王者寺地拳四朗(BMB)=23勝(14KO)1敗=選手との王座統一戦か、矢吹選手との防衛戦か、二つの選択肢しかない事を公表。

寺地選手は階級を上げ、WBCF世界フライ級王座決定戦に出場する事が確実視されており、残りの選択肢は矢吹選手となり、指名戦となった事により、日本開催で対戦交渉がまとまる可能性は大。

また、ネイサンはIBF世界フェザー級2位レラト・ドラミニ(南ア)=20勝(11KO)2敗=も管理しており、同級3位亀田和毅(TMK)=41勝(23KO)4敗=選手との、同級王座への挑戦者決定戦の同時開催も期待される。