IBF指令 4団体統一王者べテルビエフvs1位アイフェート 世界ライトヘビー級

WBC、WBO、IBF&WBAスーパー世界ライトヘビー級王者アルツール・ベテルビエフ(ロシア→カナダ)=21戦全勝(20KO)=に対し、IBFは世界同級1位マイケル・アイフェート(ドイツ)=13勝(5KO)1敗=との対戦を指令。べテルビエフは10月12日(日本時間13日)に、サウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで、WBAスーパー王者ドミトリー・ビボル(ロシア)=23勝(12KO)1敗=を12回判定で破り、4団体統一王者となった。

しかし試合後、ビボル陣営はパヴェウ・カルディニ(ポーランド)116-112、グレン・フェルドマン(米)115-113、マヌエル・オリバー・パロモ(スペイン)114-114とされたスコアリングに対し疑問を呈し、4団体に対し即時の再戦指令を要求。

ビボルのプロモーター、エディ・ハーンも判定に付いて激しく批判し、”リヤド・シーズン”を推進するサウジアラビアのトゥルキ・アラルシク大臣も、両者の即時再戦を強く求めていた。

アイフェートは昨年3月16日(日本時間17日)にカナダ・ラヴァルのプレイス・ベルで行われた、IBF世界同級挑戦者決定戦で、元WBA、WBC世界同級王者ジャン・パスカル(カナダ)=37勝(21KO)7敗1分1NC=に12回判定勝ちを収め挑戦権を獲得。

その後は、今年8月24日(日本時間25日)にドイツ・マクデブルクで、カルロス・ヒメネス(ベネズエラ)=13勝(12KO)6敗=を2回TKOで破った試合のみで、IBF世界王座挑戦だけに的を絞っている。

しかし、まだ26歳と若いアイフェートは、べテルビエフvsビボル2の再戦を容認し、その勝者へ挑む形になる可能性が高いとも見られている。

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金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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