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IBFは世界スーパーライト級王者リチャードソン・ヒッチンズ(米)=20戦全勝(8KO)=と、同級1位リンドルフォ・デルガド(メキシコ)=24戦全勝(16KO)=の指名戦を改めて指令。両者は今年に入り対戦を指令されていたが、ヒッチンズは例外承認により、同級3位オスカー・ドゥアルテ(米)=30勝(23KO)2敗1分=との対戦許可を得ていた。

ドゥアルテとの試合は2月21日(日本時間22日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催された、プレミア・ボクシング・チャンピオンズ&ゴールデン・ボーイ・プロモーション興行のセミファイナルでセットされたが、ヒッチンズはIBFルールによる当日計量(前日計量から10ポンドを超えて増量してはならない)後に体調不良となり試合は急遽キャンセル。

ヒッチンズとドゥアルテは前日計量で140ポンドのスーパーライト級リミットをクリア。両選手は当日朝の計量もクリアしたが、ヒッチンズは朝食に向かった後に吐き気を覚え始め、チームが「噴水状の嘔吐」と表現する状態が続き、全く何もできないほど衰弱した為に、試合から離脱する事が当然の判断として下された。

これは昨年12月27日にサウジアラビア・リヤドで開始が決まっていた、IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチで、寺地拳四朗(BMB)=25勝(16KO)2敗=選手の挑戦を受ける王者ウィリバルド・ガルシア(メキシコ)=23勝(13KO)5敗2分1NC=が、前日計量後に体調を崩し緊急入院したために中止となったケースと似通る。

Oscar Duarte
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世界タイトル初挑戦の機会を失ったドゥアルテは、寺地選手と同じく何の優遇措置もなく、次のチャンスを待つだけとなっている。

しかし、ヒッチンズとの対戦を指令されたデルガドも、昨年11月15日(日本時間16日)にメキシコ・サンルイスポトシで行われた挑戦者決定戦で、ガブリエル・バレンズエラ(メキシコ)=31勝(17KO)5敗1分=に勝利した試合では、前日計量で最初リミットの140ポンドを0.8ポンドオーバー。2時間後の2度目で139.2ポンドでクリア。IBFルールによる当日計量でも1回目150.6ポンドを記録。1時間後に149.4ポンドで何とかクリアし試合は行われている。

ヒッチンズvsデルガドはプロモーターから見れば、非常にリスクが大きいマッチメイクとなり、メインとしては組みにくい。無事、試合が行われる事を見守りたいが、IBFもこのように続く計量後の選手の体調不良に対するぺナルティを明確化する時期に来ていると思われる。

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