10月23日(日本時間24日)、米・ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン・シアターで開催された、ディベラ・エンターテイメント興行。メインカードのIBF女子世界バンタム級タイトルマッチ。王者の“戦うシングルマザー”・吉田実代(米・ニューヨーク在住)=17勝4敗=選手に、同級1位シュレッタ・メトカーフ(米)=13勝(2KO)4敗1分け1NC=が挑んだ一戦は、メトカーフが判定勝ちで新王者。
吉田選手は171センチの長身メトカーフを、ジャブ、右ストレートを中心に追ったが、容易に懐に入ることは出来ない。しかし、メトカーフにも決め手はなく、吉田選手は最後まで積極的なアタックを展開したが及ばなかった。公式スコアはロビン・テイラー(米)99-91、ロバート・ペレス(米)97-93、マックス・デルーカ(米)96-94の3-0。
吉田選手は昨年12月9日(日本時間10日)に米・カリフォルニア州サンフランシスコのチェイス・センターで、人気選手のエバニー・ブリッジス(オーストラリア)=9勝(4KO)2敗=を10回判定で破り世界王座を獲得。初防衛戦で挑戦者として迎えたのが、同年11月7日(日本時間8日)に行われた米国移住第2戦で敗れていたメトーカフだった。39歳のメトカーフは初10回戦で吉田選手に勝利した勢いで、世界の頂点に上り詰めた。
セミファイナルのスーパーライト級8回戦。マイクアン・ウィリアムズ(米)=21勝(10KO)無敗2分=と、ラヴィサス・ウィリアムズ(米)=10勝(3KO)1敗1分=の一戦は、マイクアンが8回1分32秒TKO勝ち。
IBF世界スーパーフェザー級10位エドワード・バスケス(米)=16勝(3KO)2敗=と、ケネス・テイラー(米)=14勝(6KO)3敗2分=のIBF・USBAスーパーフェザー級王座決定10回戦は、バスケスが4回終了TKO勝ちで新王者。