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12月13日(日本時間14日)、メキシコシティで開催されたIBF世界バンタム級王座決定戦。同級3位(1、2位は空位)ホセ・サラス・レイエス(メキシコ)=16戦全勝(10KO)=と、同級4位ランディ・ギーケ(南アフリカ)=16勝(8KO)1敗1分=の一戦は、レイエスが7回TKO勝ちで新王者。

前日計量を共に116.2ポンドでクリアした両選手は、IBFルールによる当日計量でレイエスが126.8ポンド、ギーケが123.4ポンドを記録。

サウスポーのレイエスは序盤から安定した試合運びでポイントをリード。ギーケも強い右を繰り出し抵抗したが、レイエスリードで迎えた第7ラウンド、ギーケをコーナーに詰めたレイエスが連打を繰り出すとレフェリーは唐突に試合をストップ。ギーケはしっかりとブロックを固めていただけに、敗者はあっけにとられ、勝者も驚いた様子だった。

Jose Salas Reyes
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元女子王者ジャッキー・ナバ(メキシコ)のジムから初めて輩出された世界王者レイエスは、まだ23歳。今後の防衛ロードが注目される。現在のIBF世界同級ランキングは、4位ケネス・ラバー(フィリピン)=16戦全勝(11KO)=、5位に増田陸(帝拳)=9勝(8KO)1敗=選手、6位アンドリュー・ケイン(英)=14勝(12KO)1敗=と続く。

ラバーは12月27日に日本でアヤティ・サイリケ(中国)=12勝(5KO)9敗3分1NC=と対戦。WBC3位にランクされるカインは、来年2月7日(日本時間8日)に英・リバプールで、WBC6位アレハンドロ・ゴンサレス(メキシコ)=19勝(11KO)6敗3分=とグローブを交える予定で、初防衛戦の動向が注目されます。

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