8月1日(日本時間2日)、米・ラスベガスのヴァージン・ホテルズ・ラスベガスで開催された、IBF世界ライト級タイトルマッチ。王者レイモンド・ムラタラ(米)=24戦全勝(17KO)=に、元WBC世界同級王者で11位のロブソン・コンセイサン(ブラジル)=21勝(10KO)3敗1分1NC=が挑んだ一戦は、ムラタラが判定勝ち。
トップランクと契約するリオ五輪金メダリストのコンセイサンは37歳。29歳のムラタラは2度目の防衛戦。プレスを掛けジワリと前進。ボディを狙うムラタラに対し、コンセイサンはジャブを放ち機を見て右ストレートを伸ばす立ち上がり。しかし、3回、ムラタラが圧力を強めるとコンセイサンは後手に回る。
4回、ムラタラはジャブから右ストレート、アッパー、左フックの上下打ちと多彩なパンチでコンセイサンに迫り優勢。流れを変えたいコンセイサンは6回、下がりながらも右ストレートを打ち込み、左アッパーをヒット。初めてポイントを奪った。
7回以降、コンセイサンは受け身の体制から左フック、右ストレートを打ち込むがムラタラの前進は止まらず、終盤戦に入ってもムラタラが追いコンセイサンが引きながら迎え撃つ展開のまま最終ラウンドに突入。セコンドから激を飛ばされコーナーを出たコンセイサンだが逆転の一発は出ず、ムラタラも無理をせず終了ゴングを聞いた。

公式スコアは119-109、119-109、118-110。減量に苦しんだというムラタラは中盤以降、攻撃の精度、破壊力が落ちたように感じられ、トレーナー、ロバート・ガルシアが試合前に語っていた、次の試合でスーパーライト級への転向もあるかもしれない。今後の動向が注目される。
NABFウェルター級タイトルマッチ10回戦。王者でWBA世界同級1位、WBC3位、WBO9位、IBF10位にランクされるラウル・クリエル(メキシコ)=17勝(14KO)無敗1分=に、挑戦者クイントン・ランドール(米)=17勝(4KO)3敗1分=が挑んだ一戦は、クリエルが判定勝ち。
クリエルはジャブを放ち距離を取りディフェンシブな戦いのランドールを終始追ったが、攻勢点以外の明確なクリーンヒットは奪う事が出来ず、公式スコアは100-90、97-93、95-95と、ジャッジ三者の見方が大きく分かれた。
スーパーウェルター級10回戦。WBO世界同級9位チャールズ・コンウェル (米)=21勝(16KO)1敗=と、ポール・クロール(米)=12勝(8KO)無敗2分=の一戦は、コンウェルが9回TKO勝ち。

初回からジワリ前進。プレスを掛けジャブから右を叩き込み、左ボディでクロールを後退させたコンウェルは、3回、左フックで先制のダウンを奪う。4回、5回と左ボディ、右ストレートで追い込みKOが期待されたが、クロールは粘りを見せる。しかし、迎えた第9ラウンド、左ボディで動きが止まったクロールにコンウェルがショート連打をまとめると試合はストップ。
昨年4月19日(日本時間20日)にホルヘ・ガルシア・ペレス(メキシコ)=34勝(27KO)5敗=に12回スプリットの判定負けを喫して以来の再起戦に勝利したコンウェルは、WBC世界スーパーウェルター級暫定王者バージル・オルティスJr(米)=24戦全勝(22KO)=の復帰戦相手の候補となっている。
8歳の時にボクシングを始め父ホルヘの指導の下、3度のWBCアマチュア選手権優勝をはじめとする輝かしい実績を残し、ゴールデンボーイ・プロモーションと契約。4月にプロデビューを果たした17歳の俊英ディラン・カペティージョ(米)=2戦全勝(1KO)=は、スーパーライト級4回戦で、31歳のフアン・カルロス・ベセリル(メキシコ)=2戦全勝(1KO)=と対戦したが、3回、べセリルの左フックでダウン。立ち上がったが、まさかのストップ負けとなった。
