IBFが指令していた世界スーパーフェザー級王者アンソニー・カカス(英)=23勝(8KO)1敗=と、同級1位エドゥアルド・ヌニェス(メキシコ)=27勝(27KO)1敗=の指名戦入札は、11月7日(日本時間8日)から14日(日本時間15日)に延期された。同日予定されていた世界ヘビー級挑戦者決定戦。同級3位(1、2位は空位)アジット・カバイエル(ドイツ)=25戦全勝(17KO)=と、同級4位マーティン・バコレ(コンゴ)=21勝(16KO)1敗=の入札も同じく延期されている。
カカスは5月18日(日本時間19日)にサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで、ジョー・コルディナ(英)=17勝(9KO)1敗=を8回TKOで破り王座を獲得。その直後にIBFはヌニェスとの対戦を指令。しかし、カカスは9月21日(日本時間22日)に英・ロンドンのウェンブリー・スタジアムで、元IBF世界フェザー級王者ジョシュ・ワーリントン(英)=31勝(8KO)4敗1分=と戦う事を選択。IBFはこの試合を世界戦として承認せず、試合はカカスが持つIBO王座の防衛戦として行われ、カカスが判定勝ち。
この試合をプロモートし、ヌニェスと契約するマッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンは、カカスがIBF王座を返上するのは間違いなく、ヌニェスと同級3位(2位は空位)力石政法(大橋)=16勝(11KO)1敗=選手による王座決定戦が行われる事を示唆。そして、ヌニェスが勝って新王者になれば、前WBA世界フェザー級王者レイモンド・フォード(米)=15勝(8KO)1敗1分=を挑戦させたいと発言。
フォードは本日、米・ペンシルべニア州フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターで開催される、マッチルーム・ボクシング興行で、WBA世界スーパーフェザー級9位オルランド・ゴンザレス(プエルトリコ)=23勝(13KO)2敗=と対戦するが、まずは勝利する事が条件となる。
2/22 スティーブンソンvsセペダ 契約合意
また、ハーンは来年2月22日(日本時間23日)にサウジアラビア・リヤドで開催される”リヤド・シーズン”興業で、WBC世界ライト級王者シャクール・スティーブンソン(米)=22戦全勝(10KO)=が、同級1位ウィリアム・セペダ(メキシコ)=31戦全勝(27KO)=の挑戦を受ける試合が、トゥルキ・アラルシク大臣との間で契約合意に達した事を明言。
IBF世界ウェルター級王者ジャロン・”ブーツ”・エニス(米)=32勝(29KO)無敗1NC=と、WBC世界スーパーウェルター級暫定王者バージル・オルティスJr(米)=21戦全勝(20KO)=の対戦交渉も、進められている事を認めた。エニスが今日、米・ペンシルべニア州フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターで行われる、カレン・チュハジアン(ウクライナ)=24勝(13KO)2敗=との防衛戦に無傷で勝利すれば、対戦実現は現実味を帯びてくる。