IBF世界ウェルター級王者ジャロン・エニス チュハジアン破りV3 次戦は王座統一戦orバージル・オルティスJr

IBF世界ウェルター級タイトルマッチ。王者ジャロン・”ブーツ”・エニス(米)=32勝(29KO)無敗1NC=vs同級1位カレン・チュハジアン(ウクライナ)=24勝(13KO)2敗=。11月9日(日本時間10日)、米・ペンシルべニア州フィラデルフィア、ウェルズ・ファーゴ・センター。マッチルーム・ボクシング興行。

2023年1月7日(日本時間8日)に暫定王座決定戦でエニスとグローブを交えたチュハジアンは判定負け(108-120×3)。今度が雪辱戦となる。

プロモーターのエディ・ハーン(左)と、IBF立会人カルロス・オルティスJr(米)。

初回からエニスは頻繁にスイッチを織り交ぜ、速いジャブを差し込み試合をリード。

5回、左ストレートでぐらりとしたチュハジアンを追ったエニスは、右アッパーを決めダウンを奪う。

チュハジアンは回り込んで右ストレート、左フックで抵抗。

エニスのジャブは良かったが、次へのパンチになかなか繋げられない。

チュハジアンのコンパクトなパンチがエニスを捕らえる。

10回、チュハジアンはホールディングで減点1。

11回、押し込んで強打を振るうエニスに、チュハジアンの右アッパー、左フックがヒット。

最後までしぶとく喰い下がったチュハジアンだが、ポイントでは及ばず、勝者はエニス。

オフィシャルのスコアはデイブ・ブラスロー(米)119-107、エリック・マーリンスキー(米)117-109、スティーブ・ワイスフェルド(米)116-110。

通算3度目の防衛に成功したエニスをプロモートするエディ・ハーンは、エニスの減量が厳しくなって来ている事を認め、次戦は王座統一戦か、スーパーウェルター級に転向する事を示唆。既に対戦交渉が進められている、WBC世界スーパーウェルター級暫定王者バージル・オルティスJr(米)=21戦全勝(20KO)=と、「戦う可能性が高い」と述べている。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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