ジャック・カテロールvsホルヘ・リナレス 「結果」 WBAインターコンチネンタル・スーパーライト級戦

10月21日(日本時間22日)、英・リバプールのM&Sバンク・アリーナで開催された、WBAインターコンチネンタル・スーパーライト級タイトル12回戦。王者でWBC、WBO5位、WBA、IBF7位のジャック・カテロール(英)=27勝(13KO)1敗=に、挑戦者、元世界3階級制覇王者のホルヘ・リナレス(帝拳)=47勝(29KO)8敗=選手が挑んだ一戦は、カテロールが判定勝ち。スコアはスティーブ・グレイ(英)117-111、オレナ・ポビバイロ(ベルギー)116-112、ジュゼッペ・クァルタローネ(イタリア)116-112。

立ち上がりリナレス選手はサウスポーのカテロールに対し、早い左ジャブから右ストレートを打ち込み好調を伺わせるスタート。しかし、カテロールは臆することなくクラウチングスタイルから左ストレートを顔面に、左アッパーをボディに打ち込み、徐々に試合を支配して行った。

5回、カテロールの左ストレートで棒たちとなったリナレス選手は劣勢。7回には逆ワン・ツーからの連打を浴びた。リナレス選手は上体を小刻みに振りながら仕掛けようとするが、効果的なパンチを打ち込む事が出来ず、8回にもカテロールの連打を受けポイントを失った。

終盤になってもリナレス選手の動きは止まらなかったが、失点を挽回するような攻撃は出来ず、カテロールも強引には追わず試合は最終回終了のゴングを聞いた。38歳のリナレス選手はこれで4連敗。スーパーライト級ではパンチが軽かった。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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