ジャロン・エニスvsエイマンタス・スタニオニス 「結果」 IBF&WBA世界ウェルター級王座統一戦

4月12日(日本時間13日)、米・ニュージャージー州アトランティックシティのボードウォーク・ホールで開催されたマッチルーム・ボクシング興行のメインイベント。IBF世界ウェルター級王者ジャロン・”ブーツ”・エニス(米)=33勝(29KO)無敗1NC=と、WBA世界同級王者エイマンタス・スタニオニス(リトアニア)=15勝(9KO)無敗1NC=による王座統一戦は、エニスが6回終了TKO勝ち。

初回、右構えでスタートしたエニスは距離を取りジャブ。途中からサウスポーにスイッチした。スタニオニスはガードを固めジワリ前進。押し込んで左フック。2回、エニスはジャブから左ストレートをボディに送る。スタニオニスが入り込むと右フック、左アッパー。スタニオニスはエニスの懐に入り込む事が出来ない。

3回、エニスは軽快に動き、ジャブを放ち、左右アッパーを突き上げる。スタニオニスも右を返したが、エニスは左ボディアッパーを決め連打。4回、スタニオニスは容易にエニスに接近できない。軽快に動くエニスはスイッチを織り交ぜ、ジャブを上下に打ち込み、左右アッパーから右フック。

5回、距離を支配するエニスはジャブ、左アッパー、フックから手数をまとめる。スタニオニスの右もあったが、エニスの攻勢がラウンドを支配。6回、なかなか射程距離に入れないスタニオニスは手が出ない。エニスはスタニオニスの出鼻をおさえ、強打を打ち込む。ラウンド終盤、エニスの左右ボディが決まるとスタニオニスは後退。かさにかかって攻めるエニスは右フックから左アッパーの連打を打ち込むと、丸かがみとなったスタニオニスはついにダウン。

ここは立ってラウンド終了ゴングを聞いたスタニオニスだが、インターバルで陣営は棄権を選択。試合は初回からエニスが一方的にペースを握り、スタニオニスに全く付け入る隙を与えなかった。王座統一戦はエニスの快勝で終わった。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

This website uses cookies.