WBA世界ライト級王者ジェルボンテ・デービス(米)=30戦全勝(28KO)=と、IBF世界同級王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)=17勝(11KO)3敗=による王座統一戦は、デービスが6月15日(日本時間16日)に米・ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで、フランク・マーティン(米)=18勝(12KO)1敗=を8回KOに破った後、交渉が進められている事が明らかになっていたが、年内実現に向けてさらに前進している。
トップランクのボブ・アラムは、ロマチェンコのマネジャー、エギス・クリマス(リトアニア出身、米在住)から、ロマチェンコが今週渡米する事を知らされ、デービス戦の交渉経過に付いての説明を受ける事になった事を明らかにした。
トップランクとの契約が切れた、WBC世界ライト級王者シャクール・スティーブンソン(米)=22戦全勝(10KO)=は、再契約の為に提示された、5試合、1500万ドル(約24億900万円・1試合最低保証300万ドル)の再契約を断り、フリーエージェントを選択。
スティーブンソンも以前からデービスとの対戦を希望していたが、アラムはロマチェンコがデービスvsスティーブンソンを優先させるために身を引くだろうという、デービス陣営からの憶測に「でっち上げだ」と強く反発。
PPV放映されたデービスvsマーティンが、思ったほどの数字を獲得出来なかった事もあり、地味なスティーブンソンとの戦いでは、それほどの売り上げは期待出来ないと思われ、より知名度と実績のあるロマチェンコが、デービスの対戦相手となる可能性は高い。