広告

10月25日、キルギスのビシュケク・アリーナで開催された「SAIKOU×LUSH vol.2」のメインイベント。58キロ契約10回戦。元世界3階級制覇王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)=34勝(23KO)4敗1分=と、元世界フェザー級ランカー亀田京之介(MR)=15勝(9KO)5敗2分=選手の一戦は、亀田選手が判定勝ち。

立ち上がり、カシメロが右オーバーハンドから左フックを強振しスタート。亀田選手は足を使い動きながらガードを固めカウンターを狙う。前に出るカシメロを亀田選手が動きながら迎え撃つ展開が続く中、6回、亀田選手の左フックがカウンターでヒット。

7回、カシメロが強引に出て左右フックを振るうが、亀田選手は足を止めず右カウンター、左フックで対抗。8回、カシメロの攻めは単調で有効なヒットはなく亀田選手のジャブがヒット。9回もカシメロのパンチは当たらず、亀田選手がジャブでリード。最終ラウンド、強引に出るカシメロは右フックをヒット。しかし、亀田選手は足を止めずジャブ、左フックをカウンター。カシメロの逆転を許さず試合終了ゴング。

公式スコアは98-92、97-93、97-93。カシメロの動きはスピードに欠け、単調な攻めに終始。体格で上回る亀田選手は、最後まで集中力を切らさず戦った。

セミファイナルのIBF世界フライ級2位決定12回戦。7位レネ・カリスト(メキシコ)=23勝(9KO)1敗1分=と、同級8位ハサンボーイ・ドゥスマトフ(ウズベキスタン)=7戦全勝(5KO)=の一戦は、試合直前になり中止が発表された。

前日計量でカリストは50.75キロでクリアしたが、ドゥスマトフは1回目で51.25キロ。約2時間後の再計量ではまさかの増量で52.2キロで計量失格。当日計量リミット55.3キロが課され、ドゥスマトフは当日計量をクリアしたが、体調不良により試合への出場を断念した。

Ayumu Sano vs. Reymart Tagacanao
広告

WBAアジア・スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦。王者でWBA世界同級6位のレイマート・タガカナオ(フィリピン)=11戦全勝(9KO)=に、佐野遥渉(LUSH)=10勝(5KO)無敗1分=選手が挑んだ一戦は、佐野選手が判定勝ちで王座を獲得すると共に、世界ランキング入りを確実にした。

初回、ワン・ツーを好打した佐野選手に対し、2回、タガカナオは距離を詰め右ストレートを強振。ボディから右アッパーを突きあげ反撃。2回、3回と佐野選手の手数が減ったが、4回、左ボディを効かせるとコーナーにタガカナオを追い込み連打。ハッキリとポイントを奪う。

5回以降も慎重に戦う佐野選手に対し、タガカナオは前に出て攻勢に出るが、8回、佐野選手は右ストレート、左ボディを決めテクニックの違いを見せる。終盤、佐野選手は動いてジャブ、右ストレートをカウンターで打ち込み、左ボディでリードを広げた。最終ラウンド、逆転を狙うタガカナオは強引に出た来たが、佐野選手は動じず最後までタガカナオの強打を封じ試合終了ゴング。スコアは120-108、119-109、117-111。

IBFユース・スーパーフライ級タイトルマッチ10回戦。王者ケネス・ラピスタ(フィリピン)=7戦全勝(6KO)=に、花田颯(KWORLD3)=4勝(2KO)1敗1分=選手が挑んだ一戦は、花田選手が判定勝ち。スコアは98-92、98-92、96-94。

広告