7月12日(日本時間13日)にロシア・セルプホフのIBAコロシアムで開催された、WBA世界スーパーフェザー級暫定王座決定戦。同級2位ジョノ・キャロル(アイルランド)=24勝(7KO)2敗1分=と、東京五輪フェザー級金メダリストで同級7位にランクされるアルベルト・バティルガジエフ(ロシア)=10戦全勝(7KO)=の一戦は、バティルガジエフが9回TKO勝ち。
サウスポー同士の対戦。ジャブを放ち押し込んで来るキャロルに苦戦のバティルガジエフだったが、迎えた第9ラウンド、左ボディアッパーを効かせると、上下への連打でキャロルを追い込み、左ボディアッパーを差し込みダウンを奪う。かろうじて立ち上がり再開に応じたキャロルだったが、バティルガジエフはすかさず追撃。ボディ連打から 再び左アッパーをボディに打ち込み、キャロルがキャンバスへ落下すると試合はストップ。
暫定王座を獲得したバティルガジエフは、6月28日(日本時間29日)に米・ワシントンDCのエンターテインメント&スポーツ・アリーナで、フィアガル・マクロリー(アイルランド)=16勝(8KO)1敗=を8回TKOに破り初防衛に成功している、WBA世界同級王者ラモント・ローチ(米)=25勝(10KO)1敗1分=との対戦を義務付けられている。