WBCは世界スーパーライト級王者デビン・ヘイニー(米)=31勝(15KO)1敗=と、同級1位サンドル・マーティン(イタリア)=42勝(15KO)3敗=による指名戦の入札を、6月18日(日本時間19日)に開催する事を決定。ヘイニーはマッチルーム・ボクシングと、マーティンはトップランクと、それぞれ共同プロモート契約を締結している。

そのほかの今後の入札予定は、IBF世界スーパーフェザー級王者アンソニー・カカス(英)=22勝(8KO)1敗=と、同級1位エドゥアルド・ヌニェス(メキシコ)=26勝(26KO)1敗=の指名戦が、6月22日(日本時間23日)までの交渉期限を待たずに、6月11日(日本時間12日)に入札が行われる。カカスはフランク・ウォーレンのクイーンベリー・プロモーション所属。ヌニェスはエディ・ハーンのマッチルーム・ボクシングによりプロモートされている。

IBFが指令していた世界スーパーミドル級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=61勝(39KO)2敗2分=と、同級1位ウィリアム・スカル(キューバ)=22戦全勝(9KO)=による指名戦は、スカル陣営が即座の入札開催を希望し、6月8日(日本時間9日)の交渉期限をを待たずに、6月6日(日本時間7日)に入札の開催が決まったが、カネロ陣営の要望により入札は1週間延期され、6月13日(日本時間14日)に開催される。

カネロがヘビー級王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)=22戦全勝(14KO)=同様、4つのベルトを保持するために例外の適用を申請すれば、暫定王座設置の可能性もある。

ライアン・ガルシア ホテル破壊で逮捕!

ライアン・ガルシア(米)が昨日、米・カリフォルニア州ビバリーヒルズのウォルドーフ・アストリア・ホテルで、自分の部屋や廊下など、ホテルの所有物を破損。15,000ドル相当の損害を与えたとして逮捕された。ガルシアは現在拘留中。事件の数日前からガルシアは警察による安否確認を受けており、ホテルのバーでの飲酒も禁止されていた。

最近、ガルシアは自身のSNSにオラウータンと一緒に車に乗っている動画を投稿したりする等、相変わらずの奇行ぶりを発揮していた。また、WBC世界スーパーライト級王者デビン・ヘイニー(米)戦での勝利も、薬物検査陽性により、ニューヨーク州コミッションから、試合結果の変更と、出場停止処分を受ける事は確実な状況となっている。

ガルシアは精神的問題を抱えている事を、自らオープンして来たが、一連の奇行は、薬物乱用が原因ではないかと指摘する声も多い。まだ25歳、再びリングで活躍する姿を期待したい。