日本人選手初の世界ウェルター級王座奪取を期待される、WBO世界ウェルター級2位佐々木 尽 (八王子中屋)=19勝(17KO)1敗1分=選手の世界初挑戦は6月19日に決定。東京・大田区総合体育館でWBO世界同級王者ブライアン・ノーマンJr(米)=27勝(21KO)無敗2NC=の持つ王座に挑む。
佐々木選手は3月29日(日本時間30日)に米・ラスベガスのフォンテインブルーで行われた、ノーマンJrの初防衛戦を所属する八王子中屋ジムの中屋一生会長とリングサイドで視察。試合後に日本から用意して来た挑戦状を王者の横で読み上げ、挑戦をアピール。
ノーマンJrは同級13位の挑戦者デレク・クエバス(プエルトリコ)=27勝(19KO)2敗1分=を、3回2分59秒TKOで破り初防衛に成功。無傷で試合を終えた事で、期間を置かずに日本で佐々木選手の挑戦を受ける事に前向きな姿勢を見せていた。
日本のリングで世界ウェルター級タイトルマッチが行われるのは、1989年12月10日、東京・後楽園ホールで、尾崎富士雄(帝拳)選手が指名挑戦者として、WBA王者マーク・ブリーランド(米)に挑戦し、4回TKO負けを喫して以来となる。正式発表が待たれます。
IBF世界ミドル級挑戦者決定戦 入札結果

IBF世界ミドル級挑戦者決定戦。同級2位(1位は空位)エティノサ・オリハ(イタリア)=21戦全勝(9KO)=と、同級7位オースティン・”アンモ”・ウィリアムズ(米)=18勝(12KO)1敗=の入札は、ウィリアムズをサポートするマッチルーム・ボクシングが、23万3千333ドル(約3千310万円)で落札に成功。オリハをプロモートするドイツのアゴン・スポーツは21万5千313ドル(約3千50万円)だった。
試合は今夏、米国で開催されるマッチルーム・ボクシング興行で行われる事になり、勝者は王者ジャニベック・アリムカヌウェ(カザフスタン)=17戦全勝(11KO)=への挑戦権を獲得する。オリハは当初指令されていた、同級9位キローン・デイビス(米)=19勝(6KO)3敗1分=との対戦が、4月にイタリアで行われる事が予定されていたが、デイビスは出場を辞退。代わってウィリウアムズとの対戦が指令されていた。
6/28 WBAライト級2位スコフィールドvsWBA6位バハディ

WBA世界ライト級2位にランクされるフロイド・スコフィールド(米)=18戦全勝(12KO)=は、6月28日(日本時間29日)に米・カリフォルニア州アナハイムのホンダ・センターで開催される、ヒルベルト・ラミレスvsユニエル・ドルティコスのWBO世界クルーザー級&WBA同級スーパー王座戦興行に出場。WBA世界同級6位、IBF9位のルーカス・バハディ(カナダ)=19戦全勝(15KO)=と対戦する事が決定。
スコフィールドは2月22日(日本時間23日)にサウジアラビア・リヤドで、WBC世界ライト級王者シャクール・スティーブンソン(米)=23戦全勝(11KO)=への挑戦が決まっていたが、試合3日前に体調不良を理由に出場をキャンセル。理由は明らかにされなかったが、興行を管理するBBBofC(英国ボクシング管理委員会)は、前日計量の2日前に体重チェックを義務付けており、マッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンは、スコフィールドがウェイト調整に問題を抱えていたと推測していた。