6/7 デービスvsサントス WBOライト級戦 / WBC会長に反論 ビボルのファイトマネーは800万ドル以上 / 6/28 ラミレスvsドルティコス WBA、WBOクルーザー級戦

WBO世界ライト級王者キーショーン・デービス(米)=13勝(9KO)無敗1NC=に、同級13位エドウィン・デ・ロス・サントス(ドミニカ)=16勝(14KO)2敗=が挑むタイトル戦は、6月7日(日本時間8日)に米・バージニア州ノーフォークで開催される。

両陣営は対戦交渉を続けていたが、昨日、デ・ロス・サントスが40万ドルの報酬を不満としたとして、試合の成立が危ぶまれていた。デ・ロス・サントス自身は、プロモーターから提示されたファイトマネーは22万5千ドルであったとして、交渉決裂を明かしたが、一晩のうちに問題は解決された。

デービスは2月14日(日本時間15日)に米・ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン・シアターで、デニス・ベリンチク(ウクライナ)=19勝(9KO)1敗=を圧倒。4回KO勝ちで世界王座を獲得。初防衛戦は、地元リングでの凱旋試合となる。

サウスポーのデ・ロス・サントスは、2022年9月4日(日本時間5日)に米・ロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナで、前WBA世界スーパーライト級王者ホセ・バレンズエラ(米)=14勝(9KO)3敗=と、ダウン応酬の激戦を演じ3回KO勝ち。

2023年11月16日(日本時間17日)に米・ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われた、WBC世界ライト級王座決定戦では、シャクール・スティーブンソン(米)=22戦全勝(10KO)=と、緊迫した神経戦を展開した末に12回判定負け(113-115、112-116、112-116)となったが、大いに存在感を示した。しかし、以降試合に恵まれず、再起戦が即世界戦となった。

WBC会長に反論 ビボルのファイトマネーは800万ドル以上

マッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンは、WBC世界ライトヘビー級暫定王者デビッド・べナビデス(米)=30戦全勝(24KO)=とのWBC王座統一戦の交渉期限終了を前に、WBC世界同級王座を返上した3団体統一王者ドミトリー・ビボル(ロシア)=24勝(12KO)1敗=が、べナビデス戦で提示された800万ドル(約11億6540万円)のオファーを断ったとした、WBCのマウリシオ・スライマン会長に反論。

スライマン会長はビボルは、前4団体統一王者アルツール・ベテルビエフ(ロシア→カナダ)=21勝(20KO)1敗=との再戦での報酬は、270万ドル(約3億9300万円)だったと発言したが、ビボルはべテルビエフとの2戦で、それぞれ800万ドル以上の報酬を手にしていた事を明言。ビボルは40歳のべテルビエフとの第3戦を優先し、その後、べナビデスと対戦する意向だという。

6/28 ラミレスvsドルティコス WBA、WBOクルーザー級戦

WBO世界クルーザー級&WBAスーパー王者ヒルベルト・ラミレス(メキシコ)=47勝(30KO)1敗=に、元WBA、IBF王者でWBA同級1位、WBO11位にランクされるユニエル・ドルティコス(キューバ)=27勝(25KO)2敗=が挑むWBA指名戦は、6月28日(日本時間29日)に、米・カリフォルニア州ロサンゼルスで開催。

ラミレスは昨年3月30日(日本時間31日)に米・カリフォルニア州イングルウッドで、アルセン・グラミリアン(フランス)=27勝(18KO)1敗=を12回判定で破りWBA王座を獲得したが、120日以内にドルティコスと対戦する事を義務付けられていた。

しかし、ラミレスはWBO王者クリス・ビラム=スミス(英)=20勝(13KO)2敗=との王座統一戦を優先。昨年11月16日(日本時間17日)にサウジアラビア・リヤドで行われた王座統一戦で、ビラム=スミスを12回判定(116-112×2、116-113)で破りWBO王座を吸収。

ビラム=スミス戦を優先させるために、ドルティコスには待機料が支払われたが、その金額はラミレスと戦う場合と同じとされ、ラミレスvsビラム=スミスの勝者に挑戦する事が約束されていた。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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