2月24日、東京・有明アリーナで開催された、『PRIME BOXING 11』のメインイベント。WBC世界バンタム級タイトルマッチ。王者の”ビッグバン”・中谷潤人(M・T)=29戦全勝(22KO)=選手に、同級6位デビッド・クエジャール(メキシコ)=28戦全勝(18KO)=が挑んだ一戦は、中谷選手が3回3分4秒KO勝ち。
初回、サウスポーの中谷選手はいきなりの左ストレートをヒット。クエジャールはパンチを貰いながらも左フックを振り打って出る。2回、ロングレンジから中谷選手の左ストレートがヒット。クエジャールは右ストレートから左フックを狙う。
3回、左フックを振り前進するクエジャールを、中谷選手はジャブで押さえ、左ストレート、右フック。そして、左ボディアッパー。強打を打ち込むタイミングを探る中谷選手は、接近戦で左ボディをから右フックへ繋ぎ、さらに左ボディからストレートをフォローすると、クエジャールはダウン。
ここは立った挑戦者だが、再開後、一気に出た中谷選手は豪快に左フックを打ち抜く。再びキャンバスへ崩れ落ちたクエジャールは、そのまま動く事が出来ず、マイケル・グリフィン(カナダ)主審のテンカウントを聞いた。中谷選手が豪快なKO勝利で3度目の防衛に成功した。