23歳 穴口一輝選手 逝去 世界中から追悼の声上がる

昨年12月26日に東京・有明アリーナで行われた日本バンタム級タイトルマッチ。モンスタートーナメント決勝戦に出場した、同級3位穴口一輝(真正)=6勝(2KO)1敗=選手は、試合後に右硬膜下血腫の緊急手術を受けた後、回復への祈りもむなしく2月2日、23歳で逝去されました。

井上尚弥vsマーロン・タパレス興行のセミファイナルで行われた試合は、歴史に残る大激闘となり、 堤 聖也(角海老宝石)=10勝(7KO)無敗2分=選手との試合は、昨年度の年間最高試合(世界戦以外)に選出された。ESPN+により海外にも配信された試合を見たファン、関係者の多くが、穴口選手のファイトぶりを称え、追悼の意を表明されています。

試合の共同プロモーター、トップランクは、「ボクシング界と共に穴口一輝選手の死を悼みます。彼のご家族と愛する方々に心から哀悼の意を表します。」と表明。

井上尚弥(大橋)選手は沈痛な表情で、「僕の12月26日の試合のセミで、穴口選手がすばらしい試合をしましたが、大変残念な知らせがありました。この場をお借りして穴口選手のご冥福をお祈りしたいと思います」と、Leminoのトークショーで哀悼の意を表した。

日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内 剛 事務局長は、「穴口選手の死を無駄にしない」と語り、「われわれは管理する立場なので、どこかに何か打開策はないかということを、あきらめないで向き合わないといけない」との決意を表明している。

穴口選手、最後の最後までプロボクサーとして勝利への執念を見せた、本当に素晴らしいファイトを見せてくれました。ご家族の皆様、関係者の皆様の気持ちを思うと心が痛みます。心より、ご冥福をお祈り申し上げます。安らかにお休みください。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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