WBA世界スーパーフェザー級王者ラモント・ローチ(米)=25勝(10KO)1敗2分=と、WBC世界スーパーライト級暫定王者イサック・”ピットブル”・クルス(メキシコ)=28勝(18KO)3敗1分=に一戦が12月に行われる。両者は既に契約書にサインをしたと伝えられている。試合は12月(期日未定)に米・カリフォルニア州イングルウッドのKIAフォーラムで開催される。

ローチは3月に引き分けているWBA世界ライト級王者ジェルボンテ・デービス(米)=30勝(28KO)無敗1分=との再戦が8月にスケジュールされていたが、デービスの暴行容疑での逮捕(後、不起訴)により消滅。その後、「再戦は実現しないだろう」と言及し、新たなターゲットとしてWBC世界ライト級王者シャクール・スティーブンソン(米)=23戦全勝(11KO)=の名前をあげていた。

クルスは7月19日(日本時間20日)に米・ラスベガスのMGMグランドで行われた、WBC世界スーパーライト級暫定王座決定10回戦で、元世界ランカーのオマール・サルシド(メキシコ)=20勝(14KO)3敗=に判定勝ちで王座を獲得。

この試合は、当初対戦が決まっていた同級7位アンヘル・フィエロ(メキシコ)=23勝(18KO)3敗2分=が、前日計量の数時間前に減量による健康上の問題により出場を辞退。代わってアンダーカードに出場が決っていたサルシドが、クルスとの対戦を承諾して行われていた。

ローチは一気に2階級上げて試合に臨む事になるが、身長163センチ、リーチ161センチのクルスに比べ、身長で7センチ、リーチで12センチ上回り、デービス戦での善戦を買われ、このところ試合にムラガあるクルスに対し、有利と見る向きがかなりある。面白しい試合になりそうです。