WBC世界ウェルター級2位スレイマン・シソコ(フランス)=17戦全勝(9KO)=と、同級5位エギジウス・カヴァリアウスカス(リトアニア・米カリフォルニア州在住)=24勝(19KO)2敗1分=による、WBC世界同級挑戦者決定戦は、5月10日(日本時間11日)に赤道ギニアの首都マラボのシポポ・コングレス・センターで開催が決定。勝者は王者マリオ・バリオス(米)=29勝(18KO)2敗=への指名挑戦権を獲得する。

両者は昨年6月末にWBCが対戦を指令。昨年12月7日(日本時間8日)に同地での対戦が決まっていたが、シソコがスパーリング中に拳を骨折し延期されていた。

セネガル出身のシソコ(33歳)は、フランス代表として2016年リオデジャネイロ五輪ウェルター級で銅メダルを獲得。2017年1月にプロ転向すると、179センチの長身から繰り出されるストレートを武器に不敗のまま世界上位に進出。世界タイトル挑戦まであと一歩まで来た。

36歳のカヴァリアウスカスは、2019年12月にテレンス・クロフォード(米)が保持していたWBO王座に挑戦したが、9回TKO負けで初黒星。2021年8月には、バージル・オルティスJr(米)にも8回TKOで敗れている。攻守にまとまった好選手だが、オルティスJrに敗れた後は2戦を消化したのみで、かつての力が残っているかには疑問府が付く。

4/29 ギレルモ・リゴンドウ WBCインターナショナル王座防衛戦

オリンピック2大会連続の金メダリストで、元世界2階級制覇王者。現在、WBC世界スーパーバンタム級15位にランクされるギレルモ・リゴンドウ(キューバ)=23勝(16KO)3敗1NC=は、4月29日(日本時間30日)に米・フロリダ州マイアミで開催される、BoxRエンターテインメント興行に出場。

44歳のリゴンドウはメインイベントで、昨年11月12日(日本時間13日)に米・フロリダ州マイアミのE11EVENクラブで、ダニス・アグエロ・アリアス(ドミニカ)=20勝(17KO)3敗=を初回1分46秒、左ボディストレート一発でKOし獲得した、WBCインターナショナル・スーパーバンタム級王座の防衛戦に臨む(対戦相手未定)。