元3階級制覇王者でIBF世界ライト級3位にランクされるワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)=17勝(11KO)3敗=と、同級2位(1位は空位)ジョージ・カンボソスJr(豪)=21勝(10KO)2敗=による、IBF世界同級王座決定戦は5月12日にオーストラリア・パースのRACアリーナ(1万5000人収容)で開催。試合は5月11日(米国時間)の夜、アメリカのESPNで生放映される。

アンダーカードにはWBO世界バンタム級王者ジェイソン・モロニー(オーストラリア)=27勝(19KO)2敗=と、WBC、WBO世界スーパーフライ級4位、IBF6位、WBA6位アンドリュー・モロニー(オーストラリア)=26勝(16KO)3敗1NC=が出場。アンドリューは2月24日に東京・両国国技館で行われる、WBO王座決定戦。同級1位田中恒成(畑中)=19勝(11KO)1敗=vs同級2位クリスチャン・バカセグア(メキシコ)=22勝(9KO)4敗2分=戦勝者への挑戦権を賭けて、上位ランカーと戦う予定。

来月36歳の誕生日を迎えるロマチェンコは、昨年5月20日(日本時間21日)に米・ラスベガスのMGM・グランドで、4団体統一王者だったデビン・ヘイニー(米)=31戦全勝(15KO)=の持つ王座に挑戦し、113-115、113-115、112-116のスコアで惜敗して以来のリング登場となる。

一方30歳のカンボソスJrは、7月22日(日本時間23日)に米・オクラホマ州ショーニーのファイアレイク・アリーナで行われた、当時9位のマキシ・ヒューズ(英)=26勝(5KO)6敗2分=との2位決定戦で、117-111、115-113、114-114の物議をかもすスコアで勝利。王座決定戦出場の権利を獲得した。

IBF世界同級は5位のヒューズと、6位ウィリアム・セペダ(メキシコ)=29戦全勝(25KO)=による、世界タイトル挑戦者決定戦が、3月16日(日本時間17日)に米・ロサンゼルスで開催を予定。勝者がロマチェンコvsカンボソスJr勝者への指名挑戦者となる。