4団体統一世界スーパーミドル級王者サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)=60勝(39KO)2敗2分=に、WBC&WBO1位、IBF10位ハイメ・ムンギア(メキシコ)=43戦全勝(34KO)=が挑むタイトル戦が正式決定。試合は5月4日(日本時間5日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催される。放映はAmazon・プライムビデオ・PPVと、DAZN・PPVにより共同配信。

カネロと無敗のムンギア。メキシカン同士のビッグマッチがついに実現。27歳のムンギアは、昨年6月10日(日本時間11日)に米・カリフォルニア州オンタリオのトヨタ・アリーナで行われた、セルゲイ・デレイビャンチェンコ(ウクライナ)=14勝(10KO)5敗=戦で、最終回、左ボディでダウンを奪い判定勝ちしたが、大苦戦だった。

しかし、フレディ・ローチと新しくコンビを組んだ、1月27日(日本時間28日)に、米・アリゾナ州フェニックスのフットプリント・センターで行われた、ジョン・ライダー(英)=32勝(18KO)7敗=戦では、4度のダウンを奪い9回1分25秒TKO勝ち。スピード、切れ共に申し分ない仕上がりで、カネロの対戦相手候補として大きくアピールしていた。

最近のカネロはパワーパンチを打ち込む練習に重きを置いている。ムンギアが正面から無造作に打ち合うと危うい。ライダー戦同様、スピードを活かし、速いコンビネーションを打っては動くボクシングで活路を見出したい。カネロ越えに期待。