4月上旬の日本開催をメドに交渉が継続されていた、前WBA世界スーパーフライ級王者で、現在6位にランクされる井岡一翔(志成)=31勝(16KO)3敗1分=選手と、王者フェルナンド・”プーマ”・マルティネス(アルゼンチン)=17戦全勝(9KO)=の再戦は、5月11日の日本開催が伝えられている。
両者は昨年12月31日に東京・大田区総合体育館で開催が決りながら、マルティネスのインフルエンザ罹患により、試合前日に急遽中止となっていたが、両陣営は再スケジュールに向けて交渉を開始させていた。
しかし、WBC世界同級王者ジェシー・ロドリゲス(米・帝拳)=21戦全勝(14KO)=とプロモート契約を締結する、マッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンは、ロドリゲスとマルティネスの対戦実現に意欲を見せ、「今にわかる」と、王座統一戦の開催を目指す意向を明らかにしていた。
これに対し、井岡陣営は再スケジュールが優先されると不快感を示し、現在も引き続き交渉中であり、再戦の可能性は消えていないと、ロドリゲスvsマルティネスを完全否定していた。
マルティネス陣営は井岡選手との再戦に勝利した場合、次にロドリゲスとの王座統一戦を実現させたい考え。マルティネスとの対戦権利を持つ、WBA世界同級暫定王者デビッド・ヒメネス(コスタリカ)=16勝(11KO)1敗=は、今日、地元コスタリカで同級13位キーヴィン・ララ(ニカラグア)=32勝(12KO)6敗1分=を相手に初防衛戦を行うが、ヒメネスもマルティネスとのWBA王座統一戦を熱望している。