11月4日(日本時間5日)にモナコ・モンテカルロのカジノ・ド・モンテカルロで開催された、DAZN放映のマッチルーム・ボクシング興行のメインで、エドワード・バスケス(米)=15勝(3KO)2敗=を破り、初防衛に成功したIBF世界スーパーフェザー級王者ジョー・コルディナ(英)=17戦全勝(9KO)=のV2戦は、WBA世界フェザー級王座を返上し、現在、WBA世界スーパーフェザー級4位にランクされるリー・ウッド(英)=28勝(17KO)3敗=の挑戦を受ける事が濃圧となった。

コルディナはバスケス戦ではジャッジの一人がイーブンと付ける拙戦を演じたが、自身はそれほど苦戦したとも思っておらず、「最高のパフォーマンスを発揮できたわけではないが、少なくともこの試合に勝つには十分だったと感じている」と試合後、語っている。また、プロモーターのエディ・ハーンは、「今夜の彼がどれだけ闘志を燃やしていたかはわからないが、コルディナはもっと大きな試合、最も稼げる試合を望んでいる」と語り、ウッド戦が行われのは来年5月になる事を示唆。

コルディナはWBC王者オシャキー・フォスター(米)=21勝(12KO)2敗=との王座統一戦を希望していた時期があったが、フォスター戦ではそれに見合う報酬が用意される舞台が整えられない事をハーンから明かされ、それを受け入れている。「子供の生活を変えなければいけないんだ」というコルディナにとって、現在考えうる最大の報酬を得られる相手は、ウッドという事になる。

ウッドは10月7日(日本時間8日)に英・シェフィールドで、前IBF王者のジョシュ・ワーリントン(英)=31勝(8KO)3敗1分=を、劇的な7回逆転TKOに破った後、フェザー級王座を返上し、現在は休養中だが、ハーンはウッドの次戦は来年の夏にウッドの故郷、英・ノッティンガムのサッカー場、シティ・グラウンド(約3万人収容)で開催する事を決めており、その試合はスーパーフェザー級で2階級制覇を狙うタイトル挑戦試合になると明言していた。今後の交渉に注目。