井上尚弥を超える! フロイド・メイウェザーJrの秘蔵っ子 18歳カーメル・モートン 前日計量15.7ポンドオーバー

元5階級制覇王者フロイド・メイウェザーJr(米)の秘蔵っ子、18歳のカーメル・モートン(米)=6戦全勝(5KO)=が大失態。11月30日(日本時間12月1日)に米・ニュージャージー州アトランティック・シティのACX1・スタジオで開催される、133ポンド契約6回戦に出場が決っていたモートンは、同地で行われた前日計量でリミットを15.8ポンド(約7.12キロ)超過する148.7ポンドを計測。

興行を主催するスウィフト・プロモーションは、モートンとブライアン・メルカード(エクアドル/米・ラスベガス在住)=11勝(6KO)6敗1分=の試合は、延期されたと公式声明を発表。悪びれた様子もなく計量に挑んだモートンは秤を降りると、驚き、慌てた様子のコミッション役員、関係者をしり目に、元2階級制覇王者ダニー・ガルシア(米)と記念撮影。今後、コミッションがどんなサスペンドを出すのか注目される。

全米アマチュア王座18度、156勝7敗の実績を持つモートンは、昨年9月30日(日本時間10月1日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催された、サウル・カネロ・アルバレスvsジャーメル・チャーロ興行のメインカード終了直後に行われたスーパーフェザー級6回戦で、エゼキエル・フローレス(米)=4戦全勝(3KO)=を初回1分48秒TKOで破り、鮮烈なプロデビューを果たすと、その後は8回戦でフルマークの判定勝ちが一度あるのみで、初回KOが3度、2回KOが一度と、順調に白星を重ねていた。

幼いころからラスベガスに住み、メイウェザーJrの指導を受けて来たモートンは、デビュー前から「井上はソリッドなファイターで、スピードがあって、強いけど、僕は彼よりずっといいファイターになれると思う」と話し、井上尚弥(大橋)=28戦全勝(25KO)=選手を超えると豪語。

ラスベガスでは異例の17歳で、特別にプロデビューを許されたモートンのデビュー戦前に、6ラウンドのスパーリングを行ったシャクール・スティーブンソン(米)は、「幼いころからよく知っているが、モートンは本物だ」と語り、その実力を高く評価していた。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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