WBCが最新ランキングを発表。月間MVPには5月4日(日本時間5日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、WBA世界同級1位、IBF8位、WBO10位にランクされていたラモン・カルディナス(米)=25勝(14KO)2敗=を、8回45秒TKOで破り、4団体統一世界スーパーバンタム級王座の防衛に成功した、井上尚弥(大橋)=30戦全勝(27KO)=選手が選ばれた。
また、井上選手から第2ラウンドにダウンを奪う健闘を見せたカルディナスは、優秀選手に選出され、スーパーバンタム級7位にランクイン。
7月19日(日本時間20日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、WBC世界ウェルター級王者マリオ・バリオス(米)=29勝(18KO)2敗1分=への挑戦決定が伝えられる、46歳の元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)=62勝(39KO)8敗2分=が、ウェルター級5位にランクされた。

パッキャオは、2021年8月21日(日本時間22日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、ヨデル・ウガス(キューバ)が保持していたWBA世界ウェルター級スーパー王座に挑戦し、12回判定で敗れたのがラストファイトで、バリオス戦は約3年11ヶ月ぶりの復帰戦となる。
既に米・ネバダ州体育委員会から試合許可を取得しているパッキャオは、引退から復帰した元王者がタイトル戦を要求できるWBCルールにより、バリオスへの挑戦に支障はない。
5月3日(日本時間4日)にサウジアラビア・リヤドのザ・べニューで行われた、WBC世界クルーザー級タイトルマッチで、休養王者ノエル・ゲボール(アルメニア)=27勝(12KO)3敗=を12回判定で破った、王者バドゥ・ジャック(スウェーデン)=29勝(17KO)3敗3分=も優秀選手に選ばれている。
41歳のジャックは約2年2ヶ月ぶりの復帰戦で、プロモーターであるドン・キングとの法廷闘争により約1年6ヶ月のブランクがある34歳のゲボールに、115-113、115-113、114-114のスコアで、際どく判定勝ちを収めた。