井上尚弥vsマーロン・タパレス 「結果」 世界スーパーバンタム級4団体王座統一戦

12月26日、東京・有明アリーナで開催された、WBC&WBO世界スーパーバンタム級王者井上尚弥(大橋)=25戦全勝(22KO)=選手と、IBF&WBAスーパー王者マーロン・タパレス(フィリピン)=37勝(19KO)3敗=による、4団体王座統一戦は、井上選手が10回1分2秒KO勝ち。

立ち上がり、重心を後ろに置き、待機戦法のサウスポー、タパレスに対し、井上選手は切れのある右ストレートを打ち込むが、タパレスのガードも固い。しかし、井上選手は左フック、右アッパーをボディに打ち込み、タパレスを追う。4回終了間際には、左フックを効かせた井上選手が追撃で先制のダウンを奪った。

5回はタパレスも前に出て右フック、アッパーを振るい打撃戦。初回から追う展開となった井上選手は、いつもより振りが大きい印象。タパレスは7回から右ガードを下げたクラウチング・スタイルで井上選手と対抗。試合の主導権を握っているのは井上選手だが、タパレスも作戦通りに粘り奮闘。

しかし、そんなタパレスの抵抗も第10ラウンドで終わる。井上選手がワン・ツーから右ストレートを打ち込むとタパレスはダウン。強烈な一発で、タパレスはセレスティーノ・ルイス(米)主審のテンカウントを聞いた。井上選手はテレンス・クロフォード(米)に続く、2階級での4団体統一王座を実現。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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