井上尚弥vsサム・グッドマン 勝者 暫定王者アフマダリエフと対戦義務付け! WBA会長

WBAヒルベルト・メンドサ会長は、スーパーバンタム級スーパー王者井上尚弥(大橋)=28戦全勝(25KO)=選手と、暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)=12勝(9KO)1敗=によるWBA王座統一戦に言及。来年1月24日に東京・有明アリーナで開催される、井上選手とIBF&WBO世界同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)=19戦全勝(8KO)=のタイトル戦勝者は、試合後10日以内にアフマダリエフと戦う意思があるか、ないかを決めなければならないとしている。

アフマダリエフは12月14日(日本時間15日)にモナコ・モンテカルロのサル・デ・エトワールで行われた暫定王座決定戦で、同級8位リカルド・エスピノサ(メキシコ)=30勝(25KO)5敗1NC=を問題とせず、第3ラウンド、3度のダウンを奪い2分59秒TKO勝ちを収め暫定王座を獲得。直後のリング上で、プロモーターのマッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンと共に、井上選手に対戦を迫った。

「僕と戦いたくないのなら、説明すればいいだけだ」

「準備はできている! アメリカ、日本、モナコ、いつでもどこでも!」

これに対し井上選手も、「タパレスに負けた相手からなぜ逃げなければならないのか?。”必要性ゼロ “です」と反発していた。

井上選手は来年4月にラスベガスで次戦を行う計画があり、予定通リ12月24日にグッドマンとの防衛戦が行われ、井上選手が勝利すれば、「発表するつもりだ」と、トップランクのボブ・アラムは語っていた。

対戦候補に挙がっている、WBC世界同級1位デビッド・ピカソ(メキシコ)=31勝(17KO)無敗1分=は、14日(日本時間15日)にメキシコ・ティファナのエスタディオ・カリエンテで行われた、トップランク&サンフェル・プロモーション興行に出場。

ピカソは当初決まっていたアイザック・サッキー(ガーナ)=26勝(21KO)2敗2分=に代わり、急遽出場が決ったサウスポーのイェイソン・クエロ(コロンビア)=13勝(11KO)3敗1分=を問題とせず、3回、左ボディブローでダウンを奪いテンカウントKO勝ちを飾っている。

井上選手、まずはグッドマン撃破。その後は予定通リピカソになるのか、アフマダリエフとなるのか。今後の動向に注目。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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