1月20日(日本時間21日)、英・リバプールのM&Sバンク・アリーナで行われた、IBF女子世界ウェルター級タイトルマッチ。王者ナターシャ・ジョナス(英)=14勝(9KO)2敗1分=に、前WBC女子世界ライト級暫定王者で同級1位のミカエラ・メイヤー(米)=19勝(5KO)1敗=が挑んだ一戦は、ジョナスが判定勝ち。スコアはフランク・ロンバルディ(米)96-94ジョナス、マイケル・アレクサンダー(英)96-95ジョナス、ダイアナ・ドリューズ・ミラーニ(ドイツ)97-93メイヤーのスプリット。
階級を下げて2階級制覇に成功したサウスポーのジョナスと、約1年間で一気に3階級アップしての世界挑戦となったメイヤーの一戦は、序盤スピードに勝るジョナスがリード。中盤は身長で上回るメイヤーがプレスを強めるが、ジョナスも打ち返し打撃戦。終盤戦。メイヤーは前進しジョナスを押し込み優勢。最終ラウンドは疲れが見えるジョナスをメイヤーが追い込んで試合終了。微妙な判定となったが、地元のジョナスの手が挙がった。
39歳のジョナスは、昨年7月に英・マンチェスターで行われた王座決定戦で、カンディ・ワイアット(カナダ)=11勝(3KO)5敗=を8回TKOで破り獲得した王座の初防衛に成功。英国リングで2度目のスプリト判定を失ったメイヤーは、再戦を希望しているが、契約には再戦条項が入っていない事を明らかにしている。しかし、メイヤーの勝利を支持する声も多く、再戦が義務付けられる可能性が高い。