44歳の元世界2階級制覇王者ギレルモ・リゴンドウ(キューバ)=22勝(15KO)3敗1NC=の、リング復帰が決定。11月12日(日本時間13日)に米・フロリダ州マイアミのE11EVENクラブで、元WBCインターナショナル・スーパーバンタム級王者イオヌート・バルタ(ルーマニア)=16勝(3KO)5敗1分=と対戦。試合はWBCインターナショナル・バンタム級王座決定戦として行われる。

リゴンドウは7月20日に東京・両国国技館で、中谷潤人(M・T)=29戦全勝(22KO)=選手の持つWBC世界バンタム級王座に挑戦し、初回KOで敗れたビンセント・アストロラビオ(比)=19勝(14KO)5敗=と、2022年2月に対戦したが、ダウンを奪われ94-95×3の僅差判定負け。

昨年は2試合に出場し、いずれもKO勝利を挙げたが、その後は試合に恵まれず、ベア・ナックル・ファイティング・チャンピオンシップ(BKFC)転向を表明。何度か試合が組まれたが、その度に直前になり対戦相手から逃げられた。その理由は、破壊力ある強いパンチを持つリゴンドウと、ベア・ナックルでやり合うには、報酬に対しリスクが大きすぎるというのものだった。

何度も試合が延期されながらも、ベア・ナックルの世界チャンピオンを目指したリゴンドウだが、結局ベア・ナックルでは一度もファイトすることなく、プロボクシングに戻って来ることになった。

相変わらず、トレーニングは日課として継続され続けて来たが、44歳となったリゴンドウが果たしてどんなパフォーマンスを見せる事が出来るのか。WBCインターナショナル王座を獲得すれば、世界トップ15返り咲きも見えて来るが。