IBF世界ライトフライ級王座への指名挑戦権を保持する同級1位のクリスチャン・アラネタ(フィリピン)=24勝(19KO)2敗=は、11月30日にフィリピン・セブ島ラプラプのフープス・ドームで開催される、マニー・パッキャオのMPプロモーション主催興行でリング復帰(対戦相手未定)が決定。
アラネタは1月26日にフィリピン・セブシティのヌスター・リゾート&カジノで行われた、IBF世界ライトフライ級挑戦者決定戦で、アービン・マグラモ(フィリピン)=18勝(11KO)2敗1分=を初回1分50秒TKOで破り、世界王座への挑戦権を獲得。
王座を保持していたシベナティ・ノンティンガ(南ア)=13勝(10KO)2敗=との対戦が、3月にIBFから指令されたが、左腕の負傷により手術を余儀なくされ戦線離脱。アラネタの代わりに矢吹正道(LUSH緑)=17勝(16KO)4敗=選手がノンティンガへの指名挑戦者に指令され、10月12日に愛知県国際展示場で行われたタイトル戦で、ノンティンガを9回1分50秒TKOで破った矢吹選手が世界王者となっている。
復帰戦に勝利すれば、矢吹選手への指名挑戦実現の時を待つ事になるアラネタは、ノンティンガと2021年4月24日(日本時間25日)に南アフリカ・ポート・エリザベスのボードウォーク・カジノでIBF王座への挑戦権を賭けて対戦。最終ラウンドにダウンを奪うも、113-114、113-114、112-115の判定負け。2019年9月7日(日本時間8日)にメキシコ・モンテレイのアリーナ・ホセ・スライマンで行われた、ダニエル・バラダレス(メキシコ)=29勝(17KO)4敗1分1NC=とのIBF挑戦者決定戦では、右肩の負傷により4回終了棄権負けの記録を残している。
DAZN クイーンズベリー・プロモーションと契約
DAZNは英・プロモーターのフランク・ウォーレン率いるクイーンズベリー・プロモーションと放送契約を締結した事を発表。同プロモーションの興行はTNTスポーツとの契約終了後の、2025年4月1日からがDAZNにより世界中に配信される。
ウォーレン傘下には、タイソン・フューリー、ダニエル・デュボア、ジョセフ・パーカー、チャン・ツィーレイ、モーゼス・イタウマ、ハムザ・シーラズ、ニック・ボール、アンソニー・カカス、女子のシャンテル・キャメロンらが所属。
マッチルーム・ボクシング、ゴールデン・ボーイ・プロモーションと共に、クイーンズベリー・プロモーションがDAZNと独占放送契約を結んだ事により、今後はより一層好カードの実現が可能となった。