WBAはWBAは世界ウェルター級王者エイマンタス・スタニオニス(リトアニア)=15勝(9KO)無敗1NC=と、同級1位シャハラム・ギヤソフ(ウズベキスタン)=16戦全勝(9KO)=による指名戦の入札を、11月8日(日本時間9日)に米・テキサス州ヒューストンのWBAオフォスで、現地時間午前11時から開催する事を決定。

スタニオニスとギヤソフの指名戦は、9月19日(日本時間20日)に対戦指令が通告され、交渉期間は30日間となっていたが、両陣営は対戦同意に達しなかった。最低落札価格は15万ドル(約2300万円)で、報酬分配は王者スタニオニスが75%、挑戦者ギヤソフが25%となる。

プレミア・ボクシング・チャンピオンズと契約するスタニオ二スは、約2年1ヶ月ぶりのリングとなった、5月4日(日本時間5日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われた、元暫定王者で同級4位にランクされていたガブリエル・マエストレ(ベネズエラ)=6勝(5KO)1敗1分=との防衛戦で12回判定勝ちを収め初防衛に成功。

一方のギヤソフは、2月24日(日本時間25日)に米・フロリダ州オーランドのカリビ・ロイヤル・オーランドで行われた、挑戦者決定戦で、5位にランクされていたパブロ・セサール・カノ(メキシコ)=35勝(25KO)9敗1分1NC=を11回終了負傷判定で破り、挑戦権を獲得。エディ・ハーンのマッチルーム・ボクシングと契約している。

女子4団体統一戦 テイラーvsセラノ キャッチウェイトで対戦

11月15日(日本時間16日)に米・テキサス州アーリントンのAT&Tスタジアムで開催される、WBA、WBC、WBO、IBF女子世界スーパーライト級王者ケイティ・テイラー(アイルランド)=23勝(6KO)1敗=に、WBO、IBF女子世界フェザー級王者アマンダ・セラノ(プエルトリコ)=47勝(31KO)2敗1分=が挑む再戦は、138ポンドのキャッチウェイトで行われる事をテイラーが明らかにした。

両選手は2022年4月30日(日本時間5月1日)に米・ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで対戦。19,187人の観衆を集め行われた試合は、テイラーが97-93、96-93、94-96のスプリット判定で勝利し、4団体統一女子世界ライト級王座の防衛に成功。

その後テイラーは、昨年5月20日(日本時間21日)にアイルランド・ダブリンの3アリーナで、4団体統一女子世界スーパーライト級王者シャンテル・キャメロン(英)=19戦勝(8KO)1敗=の持つ王座に挑戦したが、判定負けで初黒星を喫した。しかし、昨年11月25日(日本時間26日)に同じ場所で行われた再戦で、キャメロンを10回判定で破り2階級での4団体王座統一を成し遂げた。

スーパーライト級王座の初防衛戦となるテイラーと、世界7階級制覇の実績を持つセラノとの再戦は、現在の女子ボクシング界、最高峰の試合。今度も熱戦が期待されます。